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Beauty > Beauty特集 vol.4 - エッセイスト伊藤緋紗子さんの美の教訓
ー伊藤さんのこれからの「美」の目標は?
哀し気に年はとりたくありません。楽しくパワフルでいたいですね! 年をとっても美しくいるのは精神力が強くないと無理だと思います。若い時はどんなことをしても美しいけれど、年をとるにつれて、周りも若いときのようなファッションでは許してくれなくなります。かといって、みんなにおかしいと言われたくないばかりに地味な格好をするのも嫌ですし、悩みますよね。自分が楽しく快適な装いで、美しくメイクをしていたいと思いますが、それ以上に、若いときの外見の美しさを、だんだんに内的な美しさに移行しないと、素敵な大人になれないと思います。だから当然、年をとってからの美しさは、若い人と同じ基準の美しさではないと思います。今は世界中が若い人の美しさを基準にしているけれど、それは間違っていると思います。ある程度、大人になったら内的な美しさを基準にしなくてはいけません。広告のモデルのような若い人の美に、みんな従えというのでは、ある程度の年齢以上の人は無理をして若作りしなくてはならなくなってしまいます。そのために美容整形するぐらいなら、本を読んだり、自分の内的な美しさを磨くことに時間をかけて、若い人達に囲まれて、さまざまなことを教えてあげながら、楽しく過ごす方がよほど美しい老後だと思います。皆、年を取るのですから。マスコミや企業の化粧品会社の広告などをを見ていると、照準の当て方が若すぎます。もっと、年齢別の美を研究してほしいですね。
これから年を重ねるにあたって目標にしたい方はいらっしゃいますか?
先日、東京タワーなどを手がける照明デザイナーの石井幹子さんにお会いしました。世界をまたにかけてイキイキとお仕事をしていらして、大変素敵でした。
年齢より若く見えることより、人のために活躍していることのほうがカッコイイと思います。石井さんはメイクも全くしていませんでしたが、とてもオーラがでていました。
最後に、そのキレイな眉毛の秘訣を教えてください(笑)
眉毛は一番難しいポイントです。日々、拡大鏡を見ながら練習していますよ。先日、ロレアルの全国大会で審査員をやらせていただいたのですが、そのときにお会いした、美容室「ZACC」の高橋和義さんからいただいた本が教科書です(笑)。やはりヘアやメイクはいくつになっても諦めてはいけないと思います。流行は、取り入れなくてもいいので、一応チェックをしておかないと、時代に取り残されてしまいます。他にもウィンドーショッピングでもいいので、お店で傾向をチェックして、大人なりにその時代の空気を取り入れてください。たしかに、今のヘアやメイクの本は、みんな若い子がモデルなのでわかりにくいですが、今後は、大人の女性を対象とした本も出てくるのではないでしょうか。今はまだ、大人の女性たちが興味を示さないし、アクションを起こさないので、そういう雑誌が発売されても売れるかどうかわからないので難しいのだと思いますが。今後は、大人の女性の意識を改善していかなくてはいけませんね。

インタビュー当日、伊藤さんにお会いするまで、著書や女性誌のインタビューなどから勝手に、テキパキとしたヤリ手の女性のイメージを持っていたのですが、(こんなこと、わたしが言うのも生意気ですけど)実際は、本当に可憐で可愛らしい方で、不覚にもドッキドキ。お話を伺っている間中、ちゃんと目を見て話をしてくださって、的確な回答をくださるのですが、手だけは、ストローの袋をず〜っと細かくちぎってらっしゃる(笑)
そのギャップの可愛いこと! もし私が男性だったら、すかさずデートに誘っていたと思います。守ってあげたくなるっていうか…こんな気持ちは初めてだから、うまく説明できないケド(笑)
女らしさや美しさって、考えるととても難しいけれど、本来みんな持っている物なんじゃないかな〜というのが、インタビューした私の感想です。
そう、日々ちゃんと忘れずに意識していれば、「植物のように」少しずつ伸びていって、そのうちキレイな花が咲くのだ!
text/空中庭園・松本愛