

「医学的にくすみという概念はありませんが、肌の色が全体的にすぐれないことを皆さんくすみと感じているようです」と森先生。つまり
くすみは、スキントーン(肌色)の問題。肌に色ムラができたり、化粧ノリが悪くなったり、肌が荒れたりすると、
健康な肌が本来もっている明るさや透明感が失われます。それがくすみの正体というワケです。また、疲れていないのに他人から「疲れているね」と言われるのも、くすみの兆候のひとつなんだとか。
このように、肌色が冴えない状態がくすみなので、「シミやそばかす、目の下のクマといったパーツの悩みは、くすみとは別のものです」(森先生)
。

くすみの原因として大きいのは、
[1]血行不良、[2]肝斑(かんぱん)、[3]紫外線。
肌をくすませる最大の原因である血行不良ですが、睡眠不足や運動不足を始めとする
不規則な生活が大きく影響しています。特に、睡眠の質がカギ。良質な睡眠をとらないと疲れが抜けず、血液の流れも悪くなり、翌朝の血色の悪さ(くすみ)だけでなくむくみにもつながります。
また、
肝斑ができることによって
色ムラが目立つと、くすんだ肌に。「肝斑は、20代後半から50代の女性の肌に現れやすく、30代から増える肌の悩み。目の下や両頬に輪郭がはっきりしない薄汚れたようなシミが左右対称に広がることが多いです。
体調も肌の調子もよいのにくすみを感じる人は肝斑の可能性も。肝斑ができるのは女性ホルモンの影響だけでなく、肌の乾燥や角質肥厚、血行不良、ストレスも関わっています」(森先生)。
そしてもちろん、紫外線の影響によっても肌はくすみます。紫外線を浴びて
メラニンが増えると皮膚の色が濃くなり、くすんで見える原因に。特に日焼けをしやすいという人は、これからの季節注意が必要です。