

ご褒美は自分のことを評価してくれる誰かから、サプライズ的にもらってこそうれしいもの。少し前までは、社会における男女の役割において、男性の仕事を女性が手伝うという関係が一般的だったため、男性が女性に向けて、ご褒美=プレゼントをあげやすかったんですね。しかし現代は男女がライバル関係にあり、なおかつ女性の経験値が上がっていることで、男性が高級なプレゼントを贈っても、それが見栄であるということを見透かされてしまう男性にとっては受難の時代。「だったら、もういいや…」と、プレゼントの習慣自体がすたれつつあるのが現代だと思います。


そこで男性側のプレゼントする気を起こさせるために、彼らの心の余裕を“褒めて”くすぐる必要があります。人間は、褒められると気持ちよくなり、自分のことを褒めてくれる人に好意を持ち、そばに置いておきたいと思います。そのため、自分を褒めてくれる人のお願いは聞いてあげたいという気持ちになるのです。今の男性は褒められる機会が可哀想なほど少ないため、この作戦は効果的。仕事の成功談を聞いたときなど、「スゴイ、あなたにしかできない!」など、傍目からは大げさなほど褒めてあげてください。周りからはゴマすりに聞こえるような内容でも、褒められた当人にはわからないものです。大勢での席で彼を褒めるのも効果的です。


相手にとって大切な人というポジションを確保したら、次は具体的におねだりしてみましょう。ここで役に立つのが「段階的要請」という心理学的なテクニック。直球勝負を挑むのではなく、おねだりの目標を定めて2段3段とたたみかける方法です。方法は2つあります。まずは本命のお願いの前に、小さくたわいもないことからおねだりする方法。小さいお願いのときは「ウン」と言ったのに、大きなことでは「ウン」と言えない、そんな自分がイヤという無意識の気持ちが働くため、大きなおねだりも成功する確立が上がります。そして逆に、本命より大きなお願いを切り出してみるという方法。本当は箱根温泉旅行に行きたいなら、まずは海外旅行をリクエストしてみましょう。海外旅行を断った時点で、相手は「悪いことをしたな」という罪悪感を持ちます。そこに「じゃあ、箱根で!」と言われたら、罪滅ぼしに叶えてあげたいと思うのです。


人間は面白いもので、プレゼントを受け取った人より、贈った人の方がより相手を好きになるという心理的な作用があります。人に何かをしてもらうと、感謝と同時に負い目を感じますが、やってあげた方は「こんなにしてあげたんだから!」と相手を好きになるのです。つまり、彼はあなたにプレゼントしたことで、もっとあなたを好きになるということ。プレゼントも貰えて相手の気持ちも深まるとあっては、恋人同士の間では、かなり一石二鳥な作戦ではないでしょうか。もちろん、もらった後にニッコリとうれしそうにお礼を言うのを忘れずに。歯が浮くほどの感謝の言葉が、さらなるプレゼントにつながるでしょう!
vol.3では、おねだりにも必要な大人のマナーを学ぶ






