Home >
Career&Life > Career&Life特集 vol.1 - 銀座のママになったワケ


銀座のママというと、どこか遠い世界の人のようなイメージだけれど、同じ一人の女性。職業や立場が違えども、独立して自分の城を構えた道筋には見習うべき点が多いはず!

美穂ママはもともと大阪でクラブを経営。一方でネイルアートにも興味があり、技術を学ぶため昼の時間を利用してネイルサロンに勤めだす。7年ほど前、そのネイルサロンが東京へ進出することになり、大阪のクラブは知り合いに任せて上京。ネイリストとして働くかたわら、銀座のクラブでアルバイトを始めたのが、のちに銀座に店をもつことになったきっかけだ。

「素人ではないといえ大阪と銀座では勝手が違いますし、当時は関西弁が抜けきれない、田舎から出てきた女の子でしかありませんでした」と美穂ママ。けれども…!
「2軒目に勤めたクラブが女の子たちの素人っぽさをウリにしている店で、バリバリの玄人として入った私は接待もできることが、お客様から喜んでいただけました」
関西出身の旺盛なサービス精神もプラスに作用して、あれよあれよという間にチーママに。周囲のすすめもあって独立を考えていたころ、クラブのオーナーが現在のテナントを紹介してくれたため、思い切って店をもつことにした。開店資金は一部親から支援してもらうが、残りは自力で調達。これまでの貯えや、大阪のクラブを譲り渡した知り合いからの返済金などを元手に道を切り開いた。
銀座には昔からある高級クラブが多い。なかでも6〜8丁目あたりは、銀座で働くホステスさんたちが「いつか自分の店を」と憧れる場所だ。銀座に自分の店をもとうとすると、まず空いているテナントを探すのが至難のワザ。いい物件は争奪戦も激しいからだ。美穂ママの場合、アルバイト先のクラブのオーナーからテナント紹介してもらえたのがラッキーといえるが、目の前のチャンスを逃さなかった自分自身の決断と勇気も大きい。
クラブのお給料は時給、歩合制など店によってさまざま。歩合制は自分のお客様の売上の何パーセントかが報酬として入るが、多くの場合お客様の売掛(ツケ)を自分の責任で回収しなければならない。したがって別の店へ移ったり、独立する際は、一定期間の空白をおくのが暗黙のルール。美穂ママの場合、歩合制ではなかったので、独立もスムーズだった。