子宮がん特集 Part1

●がんの進行期

がんの進行度は、がんの大きさや広がり具合、転移の有無などによって、0期〜W期までの五段階病期(ステージ)であらわします。それぞれの段階で、さらに細かく分類されることもあります。治療法の選択は、ステージと、「妊娠・出産を望むか」「手術後に、より快適にすごせるか」などを考慮しながら、医師と相談して決めていきます。

【子宮頸がんの進行期分類】

0期(上皮内がん)

がん細胞が上皮内にとどまっているもの。最近では、20・30代でも検診で0期のがんが見つかるケースが増えています。治療法としては、子宮全摘が確実ですが、妊娠・出産を望む場合は、円錐切除術やレーザー療法で子宮を残すことも可能。0期ではほとんど再発はありません

I期

がん細胞が子宮頸部にとどまっているもの。Ia期はがん細胞が上皮の下の基底膜を超えるが、浸潤の深さは5mm以内。Ib期は5mm以上浸潤している状態。原則として子宮全摘と卵巣、卵管切除、場合によってはリンパ節切除しますが、Ia期までは妊娠・出産を希望する場合、円錐切除で子宮を残すことも。

II期

がん細胞が子宮頸部超えて周囲に広がっているもの。IIa期は、膣壁の下1/3には達していないもの。IIb期は、骨盤底で子宮を支えている子宮頚管の周囲組織に向かって浸潤している状態。普通は子宮とその周辺、卵巣、卵管、リンパ節切除が行われ、術後に放射線療法を行います。

III期

がん細胞が子宮の周囲に広く浸潤しているもの。IIIa期は膣壁の下1/3を超えるが、骨盤壁にまでは達していないもの。IIIb期は骨盤壁までがん細胞が達している状態。子宮とその周辺、卵巣、卵管、リンパ節、膣壁のほかがんがあると思われるところを切除。術後は放射線療法と抗がん剤治療を行います。

IV期
がん細胞が小骨盤腔を超えているか、膀胱直腸まで浸潤しているもの。IVa期は膀胱、腸の粘膜に浸潤のあるもので、IVb期は骨盤を超えて肺や肝臓などに遠隔転移しているもの。治療は、骨盤内の全臓器を摘出するか、手術は行わず放射線療法抗がん剤治療を行います。

●子宮頸がんのそれぞれのステージでの完治率は?

子宮がんは、5年たっても再発しない場合、一応完治したと考えられています。治療して5年後に生きている割合を「5年生存率」といいます。子宮頸がんのそれぞれのステージごとの5年生存率は、I期は約83パーセント、II期は約64パーセント、III期は約40パーセント、IV期は約13パーセントです。0期は治療すればほとんど再発することはありません。

子宮体がんの進行期分類と治療は?
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text/Mami Kakuta
illustration/Tomoe Sasaki
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