| 2004.01.13 UPDATE |
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| 「間質性膀胱炎」は、一言でいうと慢性で進行性の膀胱の炎症疾患のこと。そして「急性膀胱炎」と「間質性膀胱炎」の大きな違いは、細菌感染か否かということです。 何らかの原因で、膀胱の粘膜の内側の層に炎症が起き、筋肉が徐々に萎縮する病気で、普通は、膀胱に200〜400mLの尿がたまると尿意をおぼえますが、この病気になると膀胱が膨らまず、多くの場合150mL以下でいっぱいになってしまい、また、尿が溜まると痛みを感じるのです。 そして、この病気の特長は、9対1(女対男)の割合で、女性に多い病気だということです。 |
「『間質性膀胱炎』は、私たちが学生時代に勉強したときは、稀有な病気として位置付けられていました。最近でも、米国では、1995年時点で50万人以上の患者がいると言われていたのに、日本では診断例が極端に少なく、同時期でわずか50人と報告されたのです。最近でこそ、患者数が推定で25万人に達すると言われはじめたものの、もともとこの病気の認知度が低かったため、泌尿器科が専門ではない医師の中には、今現在も、ご存じでない方もいらっしゃるかもしれません。ですから、上記にある『間質性膀胱炎』のような症状に自分が該当すると思われる方は、今、治療を受けている医師に相談して、今後の治療の参考にしてもらうことをおすすめします。そしてそのためにも、診断のときには自分の症状を、的確に医師に伝えることがとても大切なことなのです。」 |
| 1) 抗生物質を2〜3週間飲んでも、症状が長期間続く。 2) 尿を培養しても、菌がでない。 3) 尿が溜まっていくと、膀胱が痛む(でも、尿を出すと楽になる)。 4) 頻尿が続く(寝ている間も、トイレに通うほど続く)。 |
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頻尿とは、一日に8回以上排尿することと定義づけられていますが、「間質性膀胱炎」にかかった場合は1日30回以上もトイレにいく人がいるそうです。また症状も、「急性膀胱炎」の症状に酷似しているため、お医者様も抗生物質を与える治療を試みることが多いのですが、症状は改善せず、泌尿器科や婦人科、内科、精神科などを何年も転々としてしまう患者が少なくないといいます。ただ、「間質性膀胱炎」になってそんなに月日が立たず、一日の排尿回数も10回〜15回という人の診断は、お医者様にとっても非常に難しいことだそうです。 |
| 「何十年も排尿の心配をし続けてきた患者さんが、やっと自分の本当の病名が分かって、ほっとした様子を見ると、今も日本のどこかで『まだ膀胱炎が治らない、どうしてなのかしら……。』と悩んでいる方に、少しでも早く『あなたは「間質性膀胱炎」なんですよ。だから、この治療法をしましょうね』と伝えてあげたい!」と話す巴ひかる先生。 さあ、あなたなら、お医者様に自分の症状を正確に伝えることができますか? |
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排尿日誌は、記録するポイントが明確であれば、簡単なものでOK! 診断する際のお医者様とのやりとりが、とてもスムーズになります。 |
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| 私たちは、つらい症状を一刻も早く直すために、お医者様の診断を受け治療をします。そのときに症状が正確に伝えられなかったら……?そんな不安を取り除くためにも、自分の状況を、相手に分かりやすく伝える方法を考えることはとても大切です。 「膀胱炎がなかなか治らない……」とか、「普通の膀胱炎じゃないんじゃないかしら?」などと悩んでいる方は、今までのチェックポイントをもう一度よく確認して、膀胱炎を診断する上でお医者様が注目されるポイントを明確に伝えるようにしましょう!病気を治すまず第一歩は、お医者様とのいいコミュニケーションからはじまります。 |
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巴(ともえ)ひかる 先生 尿失禁をはじめとする婦人の排尿障害や難治性の間質性膀胱炎など、婦人泌尿器科を専門として、臨床・研究を行う。泌尿器悪性腫瘍の早期発見にも努めるほか、青少年の性感染症予防や腎不全など、幅広い領域にも積極的に取り組んでいる。著書に「尿もれ治療がわかる本」(築地書館)があり、また、2004年3月には、マキノ出版より膀胱炎についての著書も出版予定。 |
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