Home > Health > Special 乳がん検診、ちゃんと受けていますか?
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2004.06.11 UPDATE
愛しい乳房を大切したい!あなたの乳がん対策、今のままで大丈夫?  愛しい乳房を大切したい!あなたの乳がん対策、今のままで大丈夫? 
昨年、乳がん検診での見落としがマスコミで取り上げられて以来、乳がん検診についての話題が多くなりました。でも、「触診だけの検診では意味がない」「マンモグラフィをむやみに受けるのはよくない」などさまざまな情報が飛び交い、「じゃあ、どうしたらいいの?」と考えてしまったことはありませんか?乳がん検診の現状、各年代ごとにどんな検診の受け方がベストなのかなどを、仙台乳腺クリニックの大内明夫先生におうかがいしました。今の自分にピッタリの方法を知って、大切な乳房を守りましょう。
PART1 乳がん検診、ちゃんと受けてますか?
CASE1 偶然にしこりを発見。検査で良性とわかりひと安心。
 昨年、腋のちょっと下の方にグリグリとしたしこりを見つけました。「もしかして乳がん?」と不安になり、すぐに総合病院の乳腺外科を受診しました。検診は初めてだったので緊張しましたが、幸い良性の腫瘍だと診断されました。今のところ様子を見ている状態ですが、いつも自分の乳房を意識するようになったのは良かったかな、と思っています。
(24歳、会社員)
 
CASE2 視触診で「乳がんではない」との診断。あの時、きちんと検査していれば…
35歳の時でした。胸の硬いしこりに気づき、すぐ総合病院の外科に行きました。視触診だけで「これは乳がんじゃないよ」と言われたので、ひと安心。ホルモン注射を打ちました。でも、しこりが消えず気になっていたので、自治体の乳がん検診を利用して別の病院へ。そこでも視触診で「問題ない」との診断。ところが、1年半後にしこりが痛みだしたので、再度病院へ行って細胞診を受けた結果、・期の乳がんだったのです。乳房温存手術を受け、現在もホルモン治療を続けています。最初に気になった時、きちんとした検査を受けていればと悔やまれます。(38歳 主婦)  
 
CASE3 セルフチェックで米粒大のしこりを発見。日帰り手術で済みました
 毎月ではなかったのですが、思い出した時に乳がんのセルフチェックをしていました。母が40代で乳がんになっていたからです。32歳の時、お風呂で石けんをつけて乳房を触っていたら、米粒大のしこりのようなものに気づいたのです。乳腺が触れているだけかな、とも思ったのですが、気になったので時々触って観察していました。すると、やはり少し大きくなっていくのです。豆粒大になった時、すぐ病院へ行きました。診断は、やはり乳がん。覚悟はしていたので、ショックでしたが、取り乱すようなことはありませんでしたね。乳房温存の手術を受けましたが、手術は日帰り、手術跡はわからないくらいきれいです。やはり自己検診と、おかしいと感じたらすぐに病院へ行くことが大切だと思います。(34歳 自営業)  
まだまだ低い乳がん検診の受診率
 乳がんは、今や日本人女性がかかるがんの1位。検診の重要性も一般に浸透してきたようですが、実際のところどうなのでしょうか。
「実は、他の臓器の検診と比べて乳がん検診の受診率は一番低いんです。だいたい22〜23%といったところ。自己検診にいたっては、毎月きちんとしている人は1割程度ではないでしょうか」と仙台乳腺クリニックの大内明夫先生。

「乳がんは増加を続けていますが、それでも欧米諸国と比べれば、まだ1/5〜1/6程度。しかし、このままいけば更に増えるだろうといわれています。乳がんは、たまたま乳房にしこりを触れて受診し、乳がんが発見されることが一番多いのですが、その時のしこりの大きさは2cmから3cm。自己検診していれば、しこりの大きさが1cmにもなればたいていは気づきます。何より自己検診が大切なんです。『年に一度検診を受けているから大丈夫』という方もいますが、それは間違い。検診で見つからなかったしこりが1カ月後に見つかることだってあるんですから。『触ってもよくわからない』という声もよく聞きますが、慣れてくると必ず変化がわかるようになります。初めて触る医師以上に、自分の感覚を信用してください」。
仙台乳腺クリニック院長大内明夫先生
仙台乳腺クリニック
宮城県仙台市青葉区立町1-23
大仙台パークビル1F
TEL:022−726−2156
http://www1.odn.ne.jp/~cjh87120
30・40代は超音波検査を
 自己検診の大切さはわかりました。では、検診については?
「視触診だけの検診では、専門家でも乳がんと診断することはできません。20〜40代では乳腺組織がかたくなることがあり、マンモグラフィではしこりが見つけにくいことがあるので、超音波検査(エコー)がおすすめです。乳がんが増える40代以上は、年に一度マンモグラフィ(乳房専用レントゲン検査)を受けること。集団検診の場合、マンモグラフィを併用すると、視触診だけの場合の2.5倍の乳がんが発見されます。
ここが知りたい!乳がん ここが知りたい!乳がん ここが知りたい!乳がん
.乳がんに痛みはないって本当?
.乳房の痛みは、乳腺症など女性ホルモンによるものがほとんど。以前は、乳がんに痛みはないとされていましたが、痛むケースもあることがわかってきました。痛みがあるから大丈夫などと思わずに、専門医の診察を受けましょう。


.どの程度のがんなら、乳房を温存できるの?
.乳房を残す温存手術ができるかどうかは、乳がんの広がりやリンパ節転移の有無、性質、できた位置などによって決まります。しこりの大きさでいうと、3cmまでなら温存できる可能性が高くなります。


.もしもがんと診断されたら?
.日本では、乳がん治療のガイドラインが確立されていないため、手術の方法やどの治療法をどう組み合わせるかなど、施設や医師によって違いがあります。乳がんと診断されたら、自分にはどんな治療法が考えられるのか、その中からどれを選ぶのか、医師からきちんと説明を受けて選択しなくてはいけません。あまりあせらず、自分でもある程度の知識を得るなり、セカンド・オピニオンを受けるなりして信頼できる医師を選び、納得のいく治療を受けたいものです。
乳がんと間違いやすい病気
しこりが見つかっても心配しないで。8割以上は良性です。ただ、視触診では判断できないので、早めに専門医に診てもらいましょう。乳がんと間違えやすい病気には、右のようなものがあります。  
乳腺症
乳腺線維腺腫
乳管内乳頭腫
葉状腫瘍
乳がんになるリスク度チェック
乳がん予防には、セルフ・チェックと年齢に合った検診が大切なんですね。
でも、乳がん検診っていったいどんなことするの?

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