| 2004.08.06 UPDATE |
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| 漢方薬は、患者の「証」にしたがって処方します。「証」というのは、その人の体質の全体像を表すもの。漢方医は、「気・血・水」の症状や「肝・心・脾・肺・腎」の強弱、「虚実」「寒熱」「陰陽」「表裏」の観点から総合的に「証」を診断するのです。証を間違えると薬の効果が出なかったり、副作用を起こすこともあるので、確かな診断が重要です。 たとえば「虚実」は、病気になった時にそれをはね返す体力があるかないかということ。基本的に元気な人は「実証」、元気のない人は「虚証」ですが、その時の健康状態によって実証の人が虚証になったり、その逆の場合や「中間証」の人もいます。 |
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| 「気・血(けつ)・水(すい)」も、病気を診断するときの考え方の一つです。「気」は体内に流れるエネルギー、「血」は血液、「水」は血液以外の体液。「気」に異常があると、疲れや不眠、のぼせ、頭痛などの症状が出やすくなります。「血」に異常があると、生理不順や肩こり、冷え、貧血などの原因に、「水」に変調があると、めまいやむくみなどの原因になります。 また、自律神経や精神活動を司るといわれる「肝(かん)」、睡眠リズムなどを調節する「心(しん)」、消化・代謝系と関係している「脾(ひ)」、生殖機能や生命力をコントロールする「腎(じん)」、気力を蓄える「肺(はい)」の「五臓」の強さなども診断の材料となります。 |
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| 漢方薬に使用する生薬は、日本の薬事法で承認されているだけで220種類。それを人それぞれの症状に応じて配合するのですが、ここでは、婦人病に使われることが多く、よく耳にする漢方処方のごく一部をいくつか紹介します。 |
| 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) | |
| 虚弱体質で疲れやすく、足腰の冷えやすい人に。月経不順、生理痛、頭痛、めまいなど | |
| 加味逍遥散(かみしょうようさん) | |
| 肩こりがあり、疲れやすい人に。月経不順、生理痛、更年期障害、精神神経症状など。 | |
| 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) | |
| 体力がある人に。月経不順や子宮内膜症、生理痛、更年期障害など。 | |
| 温経湯(けいしぶくりょうがん) | |
| 体力が低下し、手足がほてり、唇が乾くような人の月経不順や生理痛、不眠、冷えなどに。 | |
| 女神散(にょしんさん) | |
| 体力は中程度、更年期症状や月経不順、産前産後の神経症などに。 | |
| 桃核承気湯(とうかくじょうきとう) | |
| 比較的体力がある人の便秘、のぼせ、月経不順、月経時の精神不安などに。 | |
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| 漢方って、思っていたより気軽にトライできそう。 さっそくWJライターが漢方薬局を体験してみました。 |