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| 2005.01.14 UPDATE |
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| 自分の頭痛がどんなタイプか、判断できましたか?片頭痛と緊張型頭痛の両方を併せ持つ人も少なくないので、注意が必要です。「どちらにもチェックがついた人は、その時の痛み具合で、今どちらの頭痛が起こっているかを判断して、対処していくようにしましょう」と五十嵐先生。 |
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| 片頭痛は、20代〜40代の女性に多い頭痛です。全国調査では、女性は男性の3.6倍で、30代の女性では5人に1人が片頭痛という結果が(図1)。なぜ女性に多いのか、はっきりはわかっていませんが、ひとつには女性ホルモンの変動が片頭痛の引き金になるのではないかと考えられています。また、母娘で片頭痛であることも多いので、遺伝的な要素もあると考えられています。 |
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| 一番の特徴は、頭痛は時々起こりますが、普段は全くなんともないということ。頻度としては月に1〜2回、多いときは週に1回程度です。「片頭痛」といっても、頭の片側が痛む人は6割程度で、4割の人は両側が痛みます。ズキンズキンと脈に合わせて痛むことが多く、痛みの程度はかなり強く、寝込んでしまう人もいます。階段の上り下りなどの動作で痛みが悪化するのが特徴です。吐き気や嘔吐を伴ったり、周囲の光や音、匂いに対して過敏になります。頭痛が始まる前に、前兆として視野にチカチカした光があらわれたり(閃輝暗点<せんきあんてん>)、予兆としてあくびや空腹感、肩こりなどが起こり、これから頭痛が起こるとわかる人もいます。 |
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片頭痛がどのように起こるのか、いくつかの説がありますが、いまだにはっきりとはしていません。中でも最も有力視されている説は、「三叉神経血管説」。ストレスや女性ホルモンの分泌量の変化など何らかのきっかけで、三叉神経が刺激を受けると、三叉神経から神経伝達物質が放出されます。それが作用して、頭蓋内の血管が拡張し、血管の周りに炎症が起こります。その刺激が脳の中枢に伝わって痛みを起こすと考えられています。
痛みが起こるきっかけには、「ストレスがかかったときやストレスから解放されたとき」「空腹」「寝不足・寝過ぎ」「外出」「急激な気温の変化」「空腹」など、さまざまなものがあります。アルコール(特に赤ワイン)が頭痛のきっかけになることも。チョコレート、チーズは片頭痛の誘発因子として有名ですが、実際にはこれらの食品で片頭痛を起こす人はまれです。むやみに心配せずに、どんなことが自分の頭痛の誘因になるかを見極めれば、対処の仕方もわかってきます。 |
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●薬物療法
残念ながら今のところ、「片頭痛から永久に解放される!」という根本的な治療方法はありません。でも、薬で予防したり、痛みをコントロールすることは可能です。「薬がクセになってしまうのではないか…」とがまんしている人もいますが、それは間違い。
「市販の薬は痛みがひどくなってから飲んでも、ほとんど効き目はありません。頭痛の前兆の段階や、痛み始めにのむのが一番。ただし、鎮痛薬を頻回に(毎週2日以上)のんでいると、薬物乱用頭痛を引き起こすことがあります。薬に頼り過ぎていると感じたら、一度病院で相談してみましょう。月に2〜3回程度の服用なら、問題ありません」 |
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| ●市販の鎮痛薬には3種類 |
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片頭痛に使われる発作頓挫薬には、「鎮痛薬」「エルゴタミン製剤」「トリプタン系薬剤」があります。鎮痛薬は、軽い片頭痛や片頭痛の初期に効果的。市販薬では、「イブ」や「バファリン」「ノーシン」などがそうです。エルゴタミン製剤は、長い間片頭痛の特効薬として使われてきましたが、吐き気が多く、また片頭痛の起こり始めに飲まないと効果がないので、最近はトリプタンに取って代わられつつあります。トリプタンは、痛みがある程度ひどくなってからのんでも、効果があるのが特徴。錠剤と注射のほか、効果の早い点鼻薬もあります。すべての人に効くというわけではありませんが、つらい痛みでお困りなら、一度かかりつけ医か病院を受診して相談してみましょう。 |
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●痛みがおきたら…
・痛みがおきたら、早めに頭痛薬をのみ、静かな暗い部屋で1時間ほど横になる。
・痛む場所を冷やす |
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| 頭痛の中では最も多いのが、緊張型頭痛。女性が、男性の1.5倍くらい多いといわれています。 |
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| 締め付けられるような、または重いものが乗っているようなズーンという痛みが特徴です。片頭痛のように、体を動かすことで痛みが増したり、吐き気がしたり、光や音に極端に敏感になることはありません。寝込むほどの痛みはありませんが、痛みはだらだらと続きます。痛み以外には、首や肩の凝りを感じることが多くなります。 |
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| ときどき起こる緊張形頭痛と毎日だらだら続く緊張型頭痛では、原因が異なるようです。時々起こる方は、筋肉の緊張が関係していると考えられています。重さ約4kgもある頭を支えている筋肉が長時間緊張すると、筋肉が収縮して血流が悪くなります。すると、痛みを起こす物質が放出されて、後頭部や側頭部に痛みが起こります。長時間同じ姿勢でパソコンに向かっている人や、首が細くなで肩の人には要注意。歯のかみ合わせが悪い人や、乱視を矯正していない人、寝ている間の歯ぎしりなどが原因になることも。一方、精神的なストレスによって緊張型頭痛が起こる場合は、脳の痛みを司る機能に問題がある可能性が考えられています。 |
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●日常生活での注意
首に負担がかからないよう正しい姿勢を保ちます。パソコンやドライブなど長時間同じ姿勢でいるときは、時々休憩をとって、ストレッチなどで体を動かしましょう。ウォーキングなど、軽い運動をすると血流がよくなります。また、蒸しタオルで首や肩を温めたり、ゆっくりと入浴すると、血行が良くなり、痛みが軽くなります。 |
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●薬物療法
一ヵ月に数回程度の頭痛があり、肩・首すじや頭の周りの筋肉を押さえると痛む場合は、「鎮痛薬」が効きます。筋肉のこりが強い場合は、「筋弛緩薬」が処方される場合も。ただ、精神的なストレスが原因の場合は、鎮痛剤はあまり効果がありません。まずは、ストレスを解消し、リラックスすることが大切です。「抗うつ薬」が効果的なことが多いのですが、「抗不安薬」などが効果を示すケースもあります。 |
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痛みの激しい片頭痛も、薬をうまく使えば痛みをコントロールできそうです。
PART3では、実際に頭痛に悩んでいるWJブレインズの症状を、先生に診断していただきます。 |