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| ちょっと花粉が飛んだだけでひどく苦しい思いをする人がいる一方で、全く症状が出ない人がいます。あるいは、ずっとなんでもなかったのに、突然症状が出るのはなぜ? そもそも、アレルギーっていったい何なんでしょうか。 |
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| 「人は誰でも、カビやウィルス、細菌などの外敵の侵入から身を守るための免疫というシステムを持っています。外敵が体内に侵入すると、免疫担当の細胞が出動し、免疫細胞に関係したサイトカインなどの化学伝達物質を作り出し、それが外敵を削除してくれるのです。この免疫反応が、本来なら敵ではないはずのタンパク質に対して間違った判断をして、攻撃します。いったん敵だと判断すると、同じ物質が体内に侵入するたびに、攻撃するのです。スギ花粉症を例にとると、異物の侵入に対して過剰な反応を起こした結果、免疫担当の細胞から他の細胞を障害するような物質が放出され、自分の組織である鼻粘膜まで痛めつけてしまうことが問題なのです。これが、アレルギー反応です。まるで、自国の軍隊が、敵の攻撃を迎え撃つのではなく、まちがって自国の国民を犠牲にしてしまっているようなものです」 |
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「人の体には、アレルギー物質をためるコップがあると考えてみてください。そのコップがいっぱいになってしまうと、体内で免疫グロブリン(IgE)という抗体を作り出すようになり、アレルギー症状が出てくるのです。コップの量は人によって異なるので、アレルギー物質にさらされても、症状の出ない人もいます。また、免疫力が高い人の場合は、IgE抗体が作り出されているにもかかわらず、症状が出ないこともあります。このコップの量は、体質改善や生活改善などで、ある程度変えることができます」
「大切なのは、こうしたアレルギー症状は、腸内免疫の異常に伴って起きるということ。たとえば、アトピー性皮膚炎の患者さんの腸内細菌を培養したところ、45%にカンジダなどのカビ類や、病原性大腸菌の増殖が確認されています。ですから、乳酸菌や麹菌などの発酵物を多く摂り、繊維質やビタミン類をしっかりとれば、それだけで症状は改善されてきますよ」 |
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ある物質に対してアレルギーを持っているかどうかの検査は、アレルギー科や耳鼻科、皮膚科などで簡単に受けることができます。ただ、検査にもいくつかの種類があるので、検査したいアレルゲンの内容について、前もって病院に確認しておきましょう。
検査には、IgE抗体が産生されているかをみる血液検査、アレルゲンのエキスやそのものを皮膚に貼り、その後の反応をみるパッチテスト、針で皮膚に浅い傷をつけ、アレルゲン液をつけて、反応するかをみるスクラッチテストなどがあります。 |