Home > Health > Special STD(性感染症)の症状と治療

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私には関係ないと思っていませんか? STDから身を守る! 私には関係ないと思っていませんか? STDから身を守る!
誰もが聞いたことはある「STD(性感染症)」という言葉。
知ってはいるけれど、自分とは無関係と思っていませんか?
STDは、SEX経験があれば誰でも感染する可能性があり、不妊の原因になったり、病気によっては死に至ることも。正確な情報を知り、自分の体は自分で守りましょう。
「自分が感染するわけない」と思っていませんか?
 「STD(性感染症)」とは、セックスなどを通じで感染する病気の総称。自分には関係ないと思いがちですが、実はセックス経験があれば、誰でもかかる可能性があります。なぜ他人事ではないのか、どんな症状に注意が必要かなど、百合レディスクリニック院長の丸本百合子先生にうかがいました。。 
若い女性の2割がクラミジア!? 
 STDは、以前は梅毒に代表されるように、風俗関係の人がかかる病気として知られていました。先進国では発生率が減っているにもかかわらず、日本では近年患者が急増。多いのは、「クラミジア感染症」、「性器ヘルペス」、「淋病」で、特にクラミジア感染症は、10〜20代の若い女性の2割近くが感染しているといわれるほどです。ほかにも、「尖形コンジローマ」、「梅毒」、「HIV感染症(エイズ)」などがあります。

 増えている背景には、セックス体験の低年齢化、相手の数が多いこと、知識不足などがあります。クラミジアの場合、初期にはほとんど症状が出ないこともあり、感染していると気づかないまま、病原体をまき散らす人がいることも問題になっています。また、気づかないうちに病気が進行し、子宮頸管炎や卵管炎、子宮内膜炎などを起こして、慢性の腹痛になることも。

お話を伺ったのは
丸本百合子先生
丸本百合子先生
百合レディスクリニック院長。
1974年東京女子医大卒業後、東京厚生年金病院、東京大学医学部付属病院分院、同愛記念病院などを経て2000年に開業。女性が自分の体や性について理解し、自分で自分の体のことを決められることを願って、精力的に活動を続けている。
 多くのSTDは、感染していてもすぐには症状が現れず、何年かたってから症状が出る場合があります。そのため、現在のパートナーが信頼できる人であっても、あるいは現在パートナーがいなくても、感染している可能性はあるのです。
 「STDの治療にみえるのは、若い女性ばかりではありません。自分がかかるはずがないと考えている普通の主婦にも増えていますよ。とにかく、セックス経験が一度でもあれば、感染の可能性があると考えておいてください。STDには女性の方が感染しやすく、不妊の原因になったり、妊娠しても、そのまま出産すれば赤ちゃんに感染することもあります。
 正しい知識を持って、自分の体は自分で守ってください」(丸本先生)。
性感染症患者数の推移 1999〜2003年(感染症発生動向調査)
主なSTDの症状と治療
クラミジア感染症
症状  セックスやオーラル・セックスで感染し、潜伏期間は1〜3週間。黄色のおりものが増えることもありますが、まったく症状が出ないことも。放っておくと、腹膜炎を起こし、下腹痛が起こります。
治療  診断は、膣の子宮の入口の分泌液や血液検査。抗生物質の服用や注射で治療しますが、治ったかを確認する検査が必要です。
性器ヘルペス
症状  セックスでの感染。潜伏期間は2〜8日ですが、ほとんどの人は感染しても症状が出ません。初感染の症状は、性器に小さな水疱がたくさんでき、ひどく痛みます。再発の場合、症状は軽くなります。抵抗力や免疫力があると、そのまま体内に潜んでいて、何年かたって抵抗力の弱ったときに発症することも。感染していても、症状が出ていなければ人にうつすことはありませんが、完治はしません。
治療  視診、水疱の分泌物検査や血液検査で診断し、抗ウィルス剤の服用や点滴、軟膏などで治療。初感染では2〜3週間、再発なら数日から7日程度で治ります。
淋病
症状  女性が感染すると、おりものが増えたりしますが、症状が軽いと気づかないこともあります。菌が広がると、膿のようなおりものが増えます。
治療  分泌物の培養で診断し、抗生物質を服用しますが、現在抗生物質の効かない淋菌が増えているので、治療が長引くこともあります。
尖形コンジローマ
症状  子宮ガンと関係の深いヒト・パピローマウィルスが原因で、潜伏期間は3週間〜3カ月。性器や肛門に、先のとがった小さなイボができます。痛みはほとんどありませんが、軽いかゆみや熱っぽさを伴うことも。
治療  診断は視診でわかりますが、イボの組織検査をして確定します。治療は、レーザーや電気メスで焼き切ったり、液体窒素で凍結させて取り除きます。完治まで数ヵ月かかります。治療後は、定期的に子宮がん検診を受けるようにしましょう。
梅毒
症状  感染して10〜90日くらいで、性器に痛みのないしこりができます。すぐに消えますが、感染後3ヵ月から2年くらいの間に、バラ疹が全身にあらわれ、赤い色の発疹が性器やわきの下にできて、発熱やだるさなどの症状があらわれるといわれていますが、現在の梅毒は、典型的な症状を出さなくなっています。
治療  血液検査で診断し、抗生物質の注射と内服で治療します。
気になる症状と考えられるSTD
気になる症状 考えられるSTD
 黄緑色がかって細かい泡状、かゆみがある  ・トリコモナス膣炎
 黄緑色の膿状のおりもの、悪臭を伴うことも  ・淋病  ・クラミジア感染症
 おりものが増えた  ・淋病  ・クラミジア感染症
 外陰部が熱っぽく、痛みがある  ・性器ヘルペス
 外陰部に痛くないイボがたくさんある  ・尖形コンジローマ
 下腹部痛がある  ・クラミジア感染症 
 外陰部に軽いかゆみがあり、その後痛む  ・性器ヘルペス
 排尿時に痛みがある  ・性器ヘルペス
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