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「人前で話そうとすると、緊張から震えが止まらない」「人の視線が怖くて、まともに見られない」…。こんな緊張や恐怖感は、ある程度誰にだってあるもの。 |
「結婚式でスピーチを頼まれたら、緊張からほとんど食事がのどを通らなかった」「同じクラスの仲間が、自分を見て悪口を言っている気がして、いたたまれない」。こんな経験、ありませんか? いつもと違う立場におかれたり、ちょっとしたきっかけから緊張や恐怖感が起こることって、よくありますよね。単なる「あがり症」や「神経質」、「自意識過剰」の場合もありますが、そのために日常生活がつらくなっている場合や、社会生活に支障が起こっている時は、社会不安障害(SAD=Social Anxiety Disorder)という病気の可能性があります。 基本的な症状は、他人に自分の能力や容貌が劣っていると評価されることに対する恐怖。つまり、人前で何かをするときにはっきりと持続的に感じる恐怖感です。「他人に変に思われたらどうしよう」、「失敗したらどうしよう」と不安になり、手や声が震えてしまい、それを他人に気づかれないかどうか、とても気になります。単なる内気やあがり症との明確な区別は難しいところですが、日常生活に差し支えるほどの不安や恐怖があれば、SADといえるでしょう。 |
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| 手足が震える、声が震える、顔が赤くなったり青くなる、顔が硬直する、汗をかく、声が出ない、食事がのどを通らない、動悸、吐き気、腹部不快感、口の乾き、息苦しい、尿が近かったり出なくなる、頭が真っ白になる、めまいなど | ||||||||||||||||
| ・人からだめな人、変な人だと思われるのではないか ・人前で恥をかくのではないか ・うまくできなかったらどうしよう ・気が小さいと思われているのではないか ・頭の悪さが見破られるのではないか など |
日本での調査結果はまだありませんが、アメリカでは、10人に2人近くは、多かれ少なかれこの病気の可能性があるという調査結果が出ています。発症するのは、10代半ばから20代前半にかけての若いうちが多く、長年放っておくと、うつ病やパニック障害を併発することも。つらさから、不登校や退職などに至るケースも少なくありません。また、不安な気持ちを解消するためにお酒を飲み、アルコール依存症になってしまう人も。最近では、引きこもりやニートの原因の一つとも考えられています。 |
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SADの人が悩まされている実際のケースを見てみましょう。 |
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