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私でも買える! 年収別購入プラン 年収は頭打ち、されど買い時......どーする!? 住宅ローンの低金利、販売価格の低下傾向等の面から見て、今が住宅の買い時といえる。その一方で雇用不安が続く昨今、サラリーマンの平均年収は430万円程度。一般的なサラリーマンでも住まいをムリなく買うことができるのか。年収別・購入可能額の目安を探ってみた。

今「私」は買えるのか?

サラリーマンの平均年収の推移

物件価格の低下、住宅ローンの低金利政策の継続に加え、2008年で終了だった住宅ローン減税制度も継続される見通しとなった。この制度が正式に決定すれば、所得税だけでなく住民税からも税金が控除されるなど、依然として購入者に有利な状況が続く。とはいえ、住宅購入を考えるときに最も大事なのは、月々の返済額。今の自分に住宅ローンを組むだけの生活力があるのか?買い時の今、自分の置かれている状況を把握し、ムリのない資金計画が立てられるよう、この機会に考えてみるのもいいだろう。

年収による購入予算の定義

住宅購入資金は、頭金と住宅ローンで賄われる。頭金ゼロでも購入できる物件もあるが、購入後の支払い等から考えても物件価格の20%は頭金として用意するのが一般的だ。また、住宅ローンの年間返済額は、昨今の雇用不安や景気の悪さなどから年収の20%程度にし、長期間支払い続ける住宅ローンの金利も、今後、上昇することも見込んだ上で現在よりもやや高い3.5%で返済計画を立てたほうが安心だ。

今回のお話を伺った先生は...
ワイズライフFPコンサルタント代表
ファイナンシャルプランナー(CFP)
山中 伸枝
(やまなか のぶえ)
'02年FP資格を取得後ワイズライフFPコンサルタントを設立し、フリーのFPとして活動中。「心とお財布をハッピーに!」をモットーに、コンサルティング、セミナー講師、執筆などでも活躍中。 お問合せ>>

ムリなく買うための3カ条
1. 頭金は物件価格の20%
2. 年間返済額は年収の20%
3. 金利は3.5%で計算

借入れ可能額から分かる!!「私」が買える物件の『値段』

住宅購入を考えるとき、自分の収入でいくらまでの物件なら安心して買えるのか、誰もが気になるところ。ここでは年収別にローンの借入れ可能額を提示するので、購入予算を立てるうえでの目安にしてほしい。ただし、借入金=物件価格ではないので、その差額を埋めるための工夫が必要となってくる。

年収500万円の場合

返済比率と返済期間でみる借入れ可能額

親からの援助や借入金で頭金を増やす

表からも分かるように、年収500万円の人が金利3.5%で35年ローンを組んだ場合の借入額はおよそ2000万円。2500万円の住宅を購入しようと考えた場合、借入額との差額分、500万円は頭金で用意しなければならない。また、購入時の諸費用として物件価格の3~5%と、引っ越し費用等を考慮すると、あと300万円程度は用意した方がよさそうだ。これを自力で貯めようと思ったら、現実的にはかなり厳しい。そんな時は、親からの援助を考えよう。年間110万円までの援助なら非課税で受けられるため、夫婦でそれぞれの親から援助を受けると220万円になる。また、借入れなら、長期固定の金利1.5%で借りることもできるだろう。親も金利1.5%で貸すのならば定期預金よりも利率がいいので、お互いにハッピーになれるはずだ。

年収500万円の方にオススメ!!
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年収600万円の場合

返済比率と返済期間でみる借入れ可能額

繰り上げ返済でローンを短くする

年収600万円の人が金利3.5%で35年ローンを組んだ場合の借入額は約2500万円だが、もし、仮に30歳で住宅ローンを組んだとすると、定年退職後もローンを払い続けていかなければならない。そこで考えたいのが、60歳完済のための繰り上げ返済だ。繰り上げ返済は、元金と金利を一気に減らせるので効果的だし、返済期間を短くすれば余分な利息を大幅にカットできる。とくに元利均等返済の場合、当初の返済額のほとんどが利息のため、効果は大きい。この計算に役立つのがエクセルに入っている「ローン計算書」(※)。たとえば1回50万円の繰り上げ返済を何回繰り返せば60歳までに完済できるのかという計算も、表に数字を入力するだけで簡単に出せる。自分のライフプランに合わせて計画できるので便利だ。
※「ローン計算書」の出し方(Microsoft office Excel 2007の場合)
エクセルの「新規作成」を選んでクリックし、テンプレートの中から「インストールされているテンプレート」を開くと「ローン計画書」がある。

年収600万円の方にオススメ!!
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年収700万円の場合

返済比率と返済期間でみる借入れ可能額

住宅購入を決めた瞬間から貯金して頭金を増やす

年収700万円の人が年間20%の返済比率で住宅ローンを組もうと考えている場合、年間の返済額は140万円。ということは、購入前でも、そこから現在の住宅費を差し引いた金額を貯金できていないと、購入後、返済していくのは難しいということになる。通常、購入を検討してから実際に入居するまでは、1年~1年半後というケースが多い。だから、買おうと思った瞬間から貯金を始める努力が必要だ。年収700万円であれば、保険や家計を見直し年間100万円の貯金は確保したい。そして何より住宅ローンを支払っているつもりで貯金をし、支払いペースの慣らし運転をしておけば、購入後の家計のやり繰りもスムーズになるはずだ。

年収700万円の方にオススメ!!
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購入資金計画のまとめ

銀行の審査クリア基準は

『年収別のシミュレーションから、銀行から借りられる金額の目安はついたと思います。しかし、ここで忘れてならないのは、本当に返せる額と借りられる額は違うということ。自分の年収に合った返済額を計算し、その金額と今の住宅費との差額分を、今のうちから貯金に回して生活してみると、本当にその返済額が自分の生活に適正かどうかを判断できるでしょう。

また、返済比率が年収の25%を超すと、銀行の審査を通らない可能性もあります。銀行では、金利2%前後のローンもありますが、審査となると金利3.5~4.0%で審査されるケースが多いため、自分で返済計画を立てて借入額を決めるときにも、金利は3.5%ぐらいで計算しておいた方が安心です。実際に金利3.5%より低く借りられた場合はその差額分を繰り上げ返済とするなり住宅資金以外の費用(教育資金や老後資金)へと回すことなどが可能になります。なにより今後の予測が立ちにくい世の中ですから、さまざまな事態に備えて、ローンの返済比率は20%ぐらいで組むのが理想的といえるでしょう』


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