Home > ライフ > 住宅情報 - 銀座ホステスの発想に学ぶ "攻め"の不動産投資 vol.06

あなたのお金がみるみる増える?! 銀座ホステスの発想に学ぶ

vol.06 世界中が注視する新たな投資先は「農地」

(2009/06/15)


 米国政府による大手金融機関のストレステスト(健全性の特別検査)には疑問が残るものの、これ以上の大きな破たんはないという安心感とインフレ懸念から株式市場と商品先物市場は相場が上昇しております。

 そんな中、不動産市場は、株式よりも動きが緩やかですが、米カルフォルニアの高級別荘はバーゲンセール中です。高級別荘だけでなく、芸術品市場でも絵画が30%近く下落しており、これまで好調だったワインファンドも20%下落しております。こうなると、高級別荘にはもれなく絵画とヴィンテージ・ワイン用セラーをオプションにつけて、別荘のオーナーの美的センスごと販売してみるのもいいかもしれません。

 米国の不動産に最も興味をもっている国は、現在、世界で最もお金を持っている中国でしょう。今年2月の北京発米国行きの不動産購入ツアー(予算は30万〜80万ドル)には、5000人の申込者があったそうで、渡航条件に合致した21人が参加したそうです。
 しかし、人民元はハードカレンシーではありませんし、国外への外貨の持出し制限もありますから、国外に自由に資本移動ができないはずです。不動産を購入する資金をどうやって捻出しているのか、とても不思議です。

 日本国内に目を転じると、ある事象が見られます。例えば、カントリークラブの会員権が紙屑のような価格になっているので、日本のゴルフ場に閑古鳥が鳴いているのかと思えば、意外なことに、海外の企業から次々と買収されているそうです。ひと昔前に投資銀行が経営破綻したゴルフ場を買収し再生してから転売したのとは異り、「農場」に転用して使用しているそうです。
 金融危機が収束の気配を見せても、食料危機が終ったわけではないので、農地は世界的に物色される対象となっているのでしょう。

 不動産市場でも、住宅と商業不動産とだけでなく、農地が世界中で注目を集めつつあります。中国がブラジルはじめ世界各地の農地を数年前から大量に買収してきたのは、慢性的な水不足や頻発する旱魃で食料自給率が低下することを真剣に恐れているからではないでしょうか。

 こうしたニュースを読むと、マンションではなく家庭菜園ができる一戸建てを購入したくなります。都心のマンションを販売する際に、耕作を放棄された農地を買い取ってきてオプションで付けると、自然志向や環境志向が強い人に人気がでるかもしれません。

浅川夏樹
浅川夏樹(Natsuki Asakawa)
銀座クラブホステス、会社経営者の顔を持つ個人投資家。海外の資産運用情報を発信するWEBサイト「グローバル化時代の資産運用-ハッピーリタイアメントを目指して」を主宰。著書に『夜の銀座の資本論』(中公新書ラクレ)、『グローバル化時代の資産運用―ハッピーリタイアメントを目指して』(パンリーリング)がある。 http://kaigaitoushi.com/

上記の記事は、2009年6月15日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社ホームアドバイザー(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。


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