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どっちも買った人の結論は、あえて中古
一度は新築マンションを購入しながら、あえて中古に買い替えるユーザーが増えている。その最大の要因は、こだわりを実現できる柔軟性と割安感。この夏、中古で夢を叶えた実体験者に、その想いを聞いた。
Photo/Nobutoshi Kaneko

約3年前に新築マンションを購入し、脱賃貸を達成したIさん夫妻。今年8月に新築から中古マンションへ買い替え、快適な暮らしを手に入れたそう。

住み替えライフストーリー


1.希望の立地に住みたかったから
Iさんが買った新築マンションは、都心とは少し離れた駅から徒歩13分。「妥協の範囲内」と判断したものの、仕事が多忙なIさんにとって日々の通勤がツラかった。とはいえ新築への買い替えは予算的に難しく、立地重視で中古を探す。条件は「都心に近く、最寄駅から徒歩10分圏内」。新築では叶えにくい希望も、中古なら選択肢が増え、かくして、銀座へ直結20分、駅から徒歩8分の3LDKを手に入れ、通勤時間は約半分に短縮された。 通勤時間だけでなく住空間も大満足。
賃貸のときよりも通勤時間が20分ほど延びたのが最大の不満!買い物帰りに駅から歩くのも疲れる距離でした。

2.中古の方が断然安いから
「今回買ったエリア内で同条件の新築を探すと、とてもじゃないけど手が出ません」とIさん。運良く出会った3LDKの中古マンションは、売主が個人のため 消費税なしの2,790万円。表示価格2,980万円から値引きしてもらえたのも、価格交渉しやすい中古ならでは。もとの住まいが3,200万円で売れ、 差額分をリフォーム代にあてられた。ローン借入も新築時より抑えられ、月々の負担は管理費込み12万円から9.8万円に大幅ダウン! 新築と中古を比較すると、381万円もおトク!

物件価格が3,480万円だったので借入額も3,200万円と高額。ローン審査になかなか通らず、ヒヤヒヤもの!

3.自分好みの部屋に変えられるから
最近は新築でもメニュープランなどがあるものの、大胆に間取りを変えるなら中古が断然有利。Iさんも「どうせなら気に入ったものにしたかった。手作り感を 出せるのもいい」と、迷わずリフォームを実行する。和室をつぶしてリビングを拡張し、ウォークインクロゼットを新設。キッチンの床はタイルを張り、洗面台 は材料の個人輸入で費用を抑えつつヨーロピアンテイストに。築14年の色あせた空間が、見違えるほどモダンに生まれ変わった。 いちばんこだわったという洗面台もリフォームならでは。
夫婦ふたりのため、ほとんど使うことのなかった和室はムダ。設備も既製品じゃないものに憧れていました。

専門かも語る「今は中古が主役!?」
新築物件も中古物件も価格はともに下落傾向ですが、中古住宅の成約数は大きく前年を上回っています。立地優先で考えた場合、結果としてすでに住宅が建っているケースも多く、新築物件を購入しようとしていた方が、中古物件に目を向けている傾向にあります。確かに割安感のある中古物件は数多く眠っており、専門家から見てもおトクな物件はたくさんあります。将来的には新築物件の供給数も安定すると思われますが、 やはり、これからは中古の時代なんです!
長嶋 修さん 不動産コンサルタント
株式会社さくら事務所代表
長嶋 修さん
業界初の個人向け不動産コンサルタント会社「株式会社さくら事務所」の代表取締役社長。「不動産のプロから見た日本経済の活路」など多数執筆。

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