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決別論〜男女の別れに思うこと〜
こんな別れ方、納得できない!!
高円寺に住む27歳、A子さん。
派遣会社で働く一方、土日は伊豆や甲府まで旅行へ行くなど、細身の体からは想像できないほど、パワフルな女の子です。そんなA子さんですが、彼氏から喫茶店で「ほかの子に告白されたから別れて欲しい」と言われます。食い下がるA子さんに対して、「だってその子のプッシュがすごいんだもん」と言いのけ、あげく、目の前で新しい彼女に電話。
高円寺に住む27歳、A子さん
A子   私の目の前で、『もう彼女とは別れたよ、今から行くね』だって。
私はア然。ってか、言葉も涙も出ないでしょ?『まだ話が終わってないじゃん!』
と言ったけど、結局、彼は喫茶店から出て行ったんだよねぇ・・・
イクタ   まぁ、この彼のトボけ具合ときたらどうでしょう!よくもヌケヌケと、彼女の前で新しい彼女に電話できるものです。私は、この話を聞いて「人と真剣に向き合うことができない卑怯者!」と、怒り爆発。
一方、京都出身の33歳、看護師として働くB子さん。
べっぴんさんでハキハキ物を言う彼女は、初対面の人に『気が強そう』という印象をもたれがち。そんなB子さんの場合、とある年下男性から猛烈にアプローチされ、お付き合いがスタート。ところが、あるときから彼からの連絡が途絶えがちに。
そして、彼から「別れよう」とメールがきます。
京都出身の33歳、看護師として働くB子さん
B子   メールを何度も読んで、短い文面にヒントがないか、必死で考えたんな。でも、理由が判らへんし、もう、いてもたってもいられんようになってもうて、彼の会社まで行って。話し合いしようと思てんけど、『俺、仕事に戻るね』と、サラリと言ってのけるねん。
イクタ   わぁぁ、なんて爽やかなキラキラ・ボーイ!!別れをメールで済まそうとしたあげく、「仕事に戻る」で話を打ち切るなんて。これはイージーで楽チンだねっ。もう笑うしかないわ。

相手を思いやる別れも、ある
どんどん不愉快な気持ちになってきますが、ここでひとつ、なんだか切なくなる別れ話を。

彼氏と付き合って3年がたったころ、C子さんに好きな人ができてしまいました。彼氏と、新しい彼氏、どちらと付き合うべきか悩んでいたC子さんは、2ヵ月ほど2人の間で揺れます。そして、最終的には新しい彼氏を選ぶことに。

「好きな人ができたから別れてほしい」とは言えず、「今は仕事を大事にしたいから」という理由で別れを切り出したC子さん。
すると、彼氏は「最近のC子を見ていたら分かるよ。いざとなったら、僕が救済ネットになってあげるから、無理になったらこの家へおいで」と言ったのです。
きっと、彼氏は気がついていたのですね、C子さんが他の男性に心変わりしていたことを。
この別れ際の優しい態度で、彼氏の株は上昇。結局、新しい彼氏とは数ヶ月しか続かず、今でも「あの人はいい男だった」とC子さんは言います。

さまざまなパターンの別れはありますが、相手を想った別れ、今後の2人が良くなるための別れ、必要な別れ、というのも存在しますよね。


取材後記・・・私が思う決別論
別れ際というのは、カップルが2人だけで作ってきた関係の、最後のシメなんです。
別に、キレイに別れろとは申しません。泥沼OK、殴り合いでもヨロシイ、泣き喚こうが、警察呼ばれようが、骨のひとつやふたつ、折って差し上げても構いやしませんよ。
でも、まるで誠意のない別れ方をつきつけられたら、たまったものじゃございません。
生身の人間同士が引き離されるんだから、もっと人間臭くて良いじゃないですか。本音と誠意で、しっかり話し合って別れたい。
そもそもね、男女がくっつくってのは奇跡だと思うんです。世の中のカップルはすべてが奇跡!
結婚も奇跡!その奇跡の魔法がとけるとき。この"別れ際"こそが、そのカップルの度量を決めるものさし代わり、だと、私は思うわけです。
だからこそ、別れ方はキッチリしてもらいたい。逃げ腰で曖昧に終わらせてもらいたくない。付き合いはじめは甘い夢が見たくても、最後の別れでは現実をしっかり見据えたい。
大袈裟に言えば、「いい別れ方をするために、いい付き合いで信頼関係を築き上げる」と、ワタクシ、別れあってのお付き合いに順じても良いですよ・・・・・・って、これはあまりに後ろ向きですね(笑)

サヨナラは、ただ泣き暮れて悲しいものばかりではありません。わざわざ元気なフリして乗り切ったり、無理して忘れようとしなくても良いのです。
別れを心の糧にして、その次の人生を豊かにする。少し先を見て、新しい自分をイメージする。それが私の決別論です。

何度別れを体験しても慣れないばかりではありますが、それでも、毎度脱皮を繰り返し、再度奇跡を起こして、また別れるのです。
季節は実りの秋。夏の別れを肥料にすれば、きっと秋には素晴らしい実がなることでしょう。
さぁ、次だ、次、次。新しい恋を探してみようではありませんか!

撮影・文/生田ユリ
イラスト/佐伯海老



次回予告
1976年広島市出身。
大阪コミュニケーションアート専門学校・音楽雑誌編集コース卒業。
報道写真週刊誌の記者を経て、現在は音楽、映画、グルメ、色恋などノンジャンルで楽しく執筆中。

【ホームページ】
http://homepage2.nifty.com/fukurow-pencil/index.html

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