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定期健診のすすめ 池下先生監修|とにかくまずは検査へGO!|女性 健康

ケツの青い女を脱皮する! とにかくまずは検査へGO!仕事や家事、遊びなどであっという間に過ぎる毎日。でも、忙しさにかまけてカラダの不調を放っておいたり、検診も受けたことがないなんて、ケツの青い女のやること。「気付かないうちにカラダがボロボロ…」なんてことのないように、自分のカラダはしっかりチェック。まずは検査に行きましょう。
vol.1 検診は自分への投資と心得よ
健康診断や婦人科検診、定期的に受けていますか? なんでも相談できるかかりつけの婦人科医はいますか? 恋に仕事に趣味、何をするにもやっぱりカラダが資本。自分のカラダと向き合えてこそ、女としての魅力もアップするというもの。
最近は、ダイエットやファッションには敏感なのに、自分のカラダには無頓着な人が増えているそう。「女性には、外見の美しさだけでなく、内側にも気を配ってほしいですね。検診は多少お金もかかりますが、自分への投資と思って、ワンピースや美容液をちょっと我慢して受けてみては?」と池下先生。自分のカラダをきちんと管理する。それが、イイ女への早道なのです!

最低でもこの検診だけは受けておく!
20代後半からは、子宮筋腫を始め、子宮内膜症や子宮がん、乳がんなど女性特有の病気が増える時期。まずは、以下に紹介する検診について、定期的に受けることを習慣にして。
池下育子(いけした いくこ)先生
<胸> 乳がんはセルフチェックと検診で即発見
<子宮> 自覚症状の出にくい子宮は検診で守る!
<性器> 「私は大丈夫」に潜む、STDの落とし穴
vol.2 女の武器・乳房を守る
女性の象徴でもある大切な乳房。乳がんは、自分で発見することもできるので、正しい知識と定期的な検診でしっかり守らなくっちゃ。
早期発見なら、乳房もきれいに残せる
乳がんは、発見が早ければ早いほど、乳房をきれいに残すことができ、完治率も高くなります。また、残念ながら乳房をとることになっても、早期なら自分の体の脂肪を使って乳房を再建することも可能です。何より大切なのは、セルフチェック。入浴中などに、日ごろから自分の乳房に触る習慣を持ちたいもの。そして、年に一度は医療機関での検査を。20~30代は視触診+超音波検査、40代以上なら視触診+マンモグラフィがおすすめです。
基本DATA

受診先 乳腺科、外科、婦人科(マンモグラフィ設備のある病院)、自治体の集団検診
検査方法 視診、触診、超音波検査(エコー)、マンモグラフィ(乳房専用のレントゲン)
検査時間 30分程度
予算 保険診療なら2000円~3000円程度※1
検査の目安 年1回程度
今日からトライ! バスタイムの新習慣
月に一度のセルフチェックとはいうけれど、なかなか実行できないのが本当のところ。まずは、自分の乳房に触ることを習慣にしてみては? 一番のおすすめは、入浴中。浴槽にもたれて、「の」の字を書くようにゆっくりと触ってみましょう。乳房だけでなく、脇の下も忘れずに。石けんやオイルをつけると、滑りが良くなります。また、ベッドに入った時も習慣にしやすいのでは。最初は、乳腺がしこりに思えたりもするけれど、慣れてくると、必ず変化がわかるもの。「あれっ」と思ったら、すぐに専門病院へGO!
「まだ若いから乳がんは大丈夫」と思っている人が多いようですが、最近では若い人にも増えています。乳房はせっかく見やすい場所にあるのですから、毎日鏡に映して、お化粧するために顔を見るのと同じ感覚で観察するようにしましょう。
※1 自由診療の場合、医療機関や内容によって異なるが、6000円~1万円程度。自治体の乳がん検診の場合は、マンモグラフィ+視触診で゙2000円~3000円程度(マンモグラフィは、年齢制限を設けている自治体が多い)
vol.3 子宮メンテナンスは女の新常識
なんとなく行きにくい婦人科。でも、婦人科系の病気が増えている今、やはり避けて通るわけにはいきません。まずは、信頼できる婦人科医を見つけるところから始めてみて。
増え続ける子宮の病気

「子宮内膜症や子宮筋腫に悩む女性が増えています。子宮筋腫に至っては、4人に1人といわれるほど。直接命に関わる病気ではありませんが、日常生活に支障が出るほどつらい症状が出たり、不妊の原因になることも」(池下先生)。ひどくなる前に、きちんと治療を受ければ、進行を遅らせることができるんです。
 さらに怖いのが、子宮頸ガン。子宮の入り口にあたる子宮頸部にできるガンですが、初期には、ほとんど自覚症状がないため、見つける方法は検診のみ。年に一度は婦人科へ行き、検査を受けましょう。
基本DATA

受診先 婦人科
検査方法 内診、経膣超音波検査、細胞診(子宮頸部の細胞をとって、顕微鏡で調べる)など
検査時間 5分程度
予算 自治体で行う子宮がん検診は、無料~2000円程度。※1
検査の目安 年1回程度
婦人科は行きづらい!?

婦人科検診が大切なのはわかっているけれど、「やっぱり内診には抵抗が…」という人も多いはず。でも、病気が悪化してつらい思いをしたり、不妊に悩んだり、命を落としたりすることを考えれば、内診への不安なんて小さなことです。勇気を出して、行ってみて! 婦人科検診を受けるうえでのポイントをまとめてみました。
1、自分に合った婦人科を見つける
安心して話せる医師に出会えれば、定期的に病院に行くのも苦でなくなるもの。自分に合う病院を探すのはなかなか難しいけれど、まずはクチコミで探してみて。友人や母親などの情報のほか、ネットでもさまざまな情報ページがあります。産婦人科であればどこでも診てくれますが、妊婦さんばかりの出産専門病院よりは、出産を扱っていない婦人科の方が落ち着くかもしれません。
2.自分のカラダの状態を把握しておく
婦人科では、前回の生理日などは必ず聞かれるので、メモしておきましょう。また、せっかくなので、生理やセックスなど以外でも、自分の体で気になることは質問してみては?
3.内診の受け方
誰だって好きにはなれない内診。病院側でも、それは充分わかっているので、最近では、座っただけで自動的に正しい内診の姿勢になる内診台を導入したり、診察まではタオルをかけてくれる病院などもあります。内診があるときは、パンツよりスカートなど脱ぎ着しやすい服装がベスト。診察中は、深呼吸をして体の力を抜き、リラックス。性経験がなかったり、痛みがある場合などは、遠慮せずに言えば、それに応じた対応をしてくれます。
最近は、意識が少しずつ変わってきたのか、20代から子宮がん検診に来る方も増えてきました。セックスの経験が一度でもあれば、誰でも頸がんになる可能性があります。20歳を過ぎたら、ぜひ子宮がん検診を受けましょう。一緒に超音波検査も受けておくと、他の病気やホルモンバランスなどもわかりますよ。
※1 婦人科検診は、セット内容や医療機関によって異なる。1万~3万円程度が多い。
vol.4 あなどるなかれ、STDの威力
10代・20代の女性を中心に増え続けているSTD(性感染症)。でも、30代・40代でも感染者は大勢います。一度、きちんと検査してみましょう。
「自分はかからない」は大間違い
「自分はかかるわけない」と安易に思いがちなSTD。でも、いくらパートナーが1人でも、しばらくセックスをしていなくても、性経験があれば発症することはあるのです! 怖いのは、クラミジア感染症や淋病、HIV感染症。これらは、感染してもあまり症状が出ないために気づかずに過ごしてしまうことも多いとか。検査は、膣分泌物検査や血液検査など、いずれも簡単。婦人科検診と合わせてやっておくと安心です。
基本DATA

受診先 婦人科(HIV検査は保健所でも)
検査方法 内診、膣分泌物検査、血液検査、組織検査(尖型コンジローマ、梅毒)など
検査時間 5分程度
予算 医療機関によって異なる。HIVの血液検査は、保健所で匿名、無料で実施
検査の目安 年1回程度
増え続けるSTD
最近増えているSTDは以下のとおり。感染予防には、何よりコンドームの利用が効果的。
クラミジア感染症
若い女性を中心に最も増えているSTD。他のSTDと違って、症状が出にくいため、気づかないまま過ごしてしまい、炎症が卵管にまで進んでしまうケースも。クラミジアに感染したまま放っておくと不妊の原因にもなり、またHIVに感染する確率も高くなります。何よりも検査が大切。
性器ヘルペス
感染しても、症状が出ないことが多いのですが、初感染で症状が出ると、ひどい痛みなど強い症状が出るのが特徴。一度感染すると完治せず、抵抗力が落ちたりすると再発するので、注意が必要。
淋病
おりものの増加や性器のかゆみが出ることもありますが、クラミジアと同様に、気づかないことも。放っておくと、子宮頸管や卵管などに炎症が進んでしまい、不妊の原因にも。
とにかくSTDは増えています。最も猛威を振るっているのはクラミジアですが、夏に向かうこの時期に増えてくるのはヘルペス。最近では、女性が男性にうつすケースもあり、以前とパターンが変わってきています。症状がなくても、パートナーが変わったり、思い当たる事があれば、一度検査に行きましょう。
取材・文/角田真美