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女性のこころとからだ事典Q&A 1

子宮がん特集 Part5
●妊娠について

Q1 妊娠中にがんが見つかったら?
A1 妊娠しているかどうかを調べる検査をする際、がんの検査をすることも多いので、妊娠中にがんが発見されることも珍しいことではありません。基本的に、子宮頸がんIa期までなら出産は可能です。それより進行していたり、頸管の奥の方にがんが発生している場合、また体がんの場合は子宮を摘出しなければならないので、あきらめることになります。発見が妊娠初期であれば、今回の出産はあきらめて円錐切除術で治療してから妊娠するか、あるいは安定期に入ってから円錐切除を行います。中期以降であれば、円錐切除を行ってから出産するか、経過を観察しながら出産し、その後で子宮を全摘するなどの処置を行います。

Q2 検診で異形成が見つかり、
様子をみている間に妊娠してもいいの?
A2 細胞診の結果、クラスIIやIIIの異形成がみつかった場合は、精密検査の後、定期検査をしながら様子をみることになりますが、この間に妊娠・出産しても大丈夫です。妊娠したからといってがんに進行することはありませんし、胎児が異形成細胞に触れて悪影響が出ることもありません。

Q3 がんが見つかったら、子どもはあきらめるべき?
A3 基本的に頸がんIa期までなら、円錐切除術で子宮を残すことができるので、妊娠・出産可能です。ただ、頸管の奥の方にがんが発生していたり、腺がんという種類の場合は、子宮を摘出せざるをえません。また、体がんの場合も子宮全摘になります。円錐切除術後に妊娠すると、頸管が開いて早産や流産しやすくなることもありますが、その場合、子宮頸管をしばる頸管縫縮術という手術を受けておけば大丈夫です。また、再発もありうるので定期検診を欠かさないようにしましょう。
●検査について

Q4 精密検査って何をするの?
A4 頸がんの場合、コルポスコープ(膣拡大鏡)で膣内を観察します。疑わしい場所から組織の一部をはさみのような器具で切り取って、顕微鏡でくわしく検査します。切り取るときにも痛みはほとんどありません。さらにくわしく調べる場合は、子宮頸部を円錐状にくり抜いて、組織をくわしく検査する円錐切除術を行います。これは治療を兼ねた手術で、検査の結果がんが取りきれていれば、治療も終了となります。

Q5 精密検査では、何を聞いておけばいい?
A5 組織診によって、前がん状態の異形成であるのか、間違いなくがんであるのか、がんならどんなタイプで進行はその程度か、どんな治療法が考えられるかがはっきりします。一般に異形成であれば経過観察、がんであれば治療法の説明を受け、決定します。

Q6 検査を受けたら「異形成なので様子をみましょう」
と言われたけど、放っておいて大丈夫?
A6 検査結果がクラスIIIaだと「軽度異形成」の可能性があるということ。これは、80~90%が、自然に消滅してしまいます。またクラスIIIbの「高度異形成」は、いわゆる前がん状態で10~15%ががんになる可能性があります。精密検査を受けて問題なければ、IIIaなら3ヶ月ごと、IIIbなら1ヶ月ごとの検診になります。IIIbの場合、一部に上皮内がんがかくれている場合もあり、様子を見てから円錐切除で検査することもあります。
●セックスについて

Q7 子宮を全摘しても、セックスはできる?
A7 円錐切除術や子宮全摘術をしても、まったく問題はありません。広汎子宮全摘術では膣も少し切りますが、膣は柔軟性があるので、そのうちに元通りになるものです。卵巣を摘出した場合、ホルモンの分泌が減って膣粘膜の潤いが少なくなることもありますが、この場合ホルモン補充療法を受けるといいでしょう。ただ、放射線療法で内部照射を行うと、人によっては膣が硬くなることもあります。いずれにしても痛みがある場合は、主治医に相談しましょう。

Q8 異形成で経過観察中にセックスしてもいい?
A8 異形成で様子を見ましょうと言われた場合、きちんと検査を受けていれば他に問題はありません。セックスもいつも通りでかまいません。