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子宮筋腫 女性のこころとからだ事典

子宮筋腫子宮筋腫
成人女性の4人に1人にあるといわれる子宮筋腫。自覚症状がない人もいますが、貧血や不妊、流産の原因になることもあるので、注意が必要です。
●子宮筋腫ってどんな病気?
子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍で、20代~50代の女性の4人に1人に筋腫があるといわれるほど一般的な病気です。中には自覚症状がなく気づかない人もいますが、できる場所や大きさによってはつらい症状が出たり、不妊や流産の原因になることもあります。また、過多月経が原因で貧血を起こしやすくなります。
●子宮筋腫の原因は?

はっきりわかっていませんが、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの影響が知られています。生理のたびに分泌されるエストロゲン。初潮が早まり、出産回数が減った今、エストロゲンの分泌期間は長くなり、それだけ筋腫の発生誘因は増えているのです。

●症状は?

自覚症状がない場合もありますが、一般に次のような症状があります。
月経異常
月経期間が長引いたり、月経量が多くなります。また、レバーのような血の塊が出たり、月経のたびに量が増える場合は要注意

不正出血
下腹部痛や腰痛
筋腫が大きくなると、骨盤神経を圧迫して下腹部痛や腰痛を起こすことがある

頻尿や便秘
膀胱が圧迫されて頻尿になったり、直腸があされて便秘や下痢になることも

月経痛
筋腫が子宮の内側に向かって大きくなると、月経痛がひどくなります 
妊娠しない

●診察方法は?

内診、確定するために超音波検査やCTスキャンで行います。

●治療方法は?

筋腫の大きさや場所、症状や年齢、妊娠を望んでいるかなどによって異なります。

様子をみる
筋腫が小さく、自覚症状も少ない場合は、半年ごとに定期検診をして様子を見るのが一般的
手術
筋腫が5cm以上と大きくなったり、できている場所によっては子宮全摘の手術を行います。また、未婚者や子どもを産みたい人には、筋腫の核だけを摘出する核手術を行なうのが普通です。ただ、核手術では、筋腫の芽を根絶させるのはむずかしく、再発の可能性も

対症療法
ホルモン剤で一時的に生理を止めて、筋腫の不快症状を抑えながら、筋腫を縮小させる方法もありますが、副作用もあるのであまり長期間はできません。更年期に近い人や手術前の治療法としてよく使われています。また、漢方療法なども行われる

text/Mami Kakuta
illustration/Tomoe Sasaki