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性交痛や不正出血が・・・子宮内膜症 健康

子宮内膜症
女性の寿命がのび、成熟期が長くなったことから増えたといわれる子宮内膜症。とても強く、長い月経痛をともないますので、月経痛がだんだん強くなるような場合には、早めに婦人科を受診しましょう。
子宮内膜症

□最近、生理痛がひどくなってきた
□セックスの時に痛みがある
□生理以外の時でも、腰や下腹部に
  鈍痛がある
□トイレが近くなったり、下痢しやすい
□避妊していないのに、妊娠しない
□排尿時に痛みがある

☆当てはまる項目が1つでもある方
なるべく早めに婦人科を受診しましょう
☆当てはまる項目が2つ以上の方、すぐに受診をおすすめします

●子宮内膜症ってどんな病気?

子宮内膜症は、子宮の内側をおおっている内膜組織の一部が、子宮外の場所に発生する病気です。普通、子宮内膜は、一定の周期で増殖と剥離をくり返し、剥離したものは月経となって体外へ出ます。ところが、どこかへ転移した内膜は同じように増殖、剥離をくり返しますが、子宮内と違って出口がありません。その血液が固まって血腫を作ったり、周りの臓器と癒着を起こしたりするのです。放っておくとひどい生理痛や腰痛、性交痛が起こります。また、子宮内膜症の患者の30~50%が不妊症といわれています。

●子宮内膜症の原因は?

原因ははっきりしていませんが、女性ホルモンが関係しているといわれています。ですから、初潮年齢が早まり、晩婚化が進んだことで、月経回数が多くなったためではないかともいわれています。

●どんな検査をするの?

開腹するか腹腔鏡検査で実際に見てみないと本当のところはわからないのですが、普通は問診と内診、超音波検査やCT検査、炎症などとの区別をするための血液検査などで判断します。

●治療方法は?

薬物療法と手術療法がありますが、完治は難しい病気。症状や年齢、進行度や妊娠を望んでいるかなどによって、治療法は大きく変わってきます。完全に治すには、子宮と卵巣を全部摘出するのが一番早いのです。

しかし、妊娠を望む人はもちろん、子供を産み終えた人でも全摘は避けたいでしょうから、多くは薬で治します。月経がなくなれば症状が改善するので、注射や点鼻薬のホルモン剤を使って半年ほど月経を止めます。すると、子宮内膜の増殖や出血が止まり、症状が改善されるのです。

最近では、おへその近くに小さな穴をあけて、レーザーや高周波で焼いたり、癒着をはがす腹腔鏡直視下手術もよく行われています。この手術は、患者さんへの負担が少なく、傷跡も小さくてすみます。

text/Mami Kakuta
illustration/Tomoe Sasaki