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STD(性感染症)PART2-1 女性のこころとからだ事典

STD特集 Part1

1.クラミジア感染症<
放っておくといつのまにか膣炎や膀胱炎を起こし、子宮内膜炎、卵肝炎と炎症が上に広がっていきます。結果として卵管閉鎖などを起こし、不妊症になる一方、妊娠しても流産・早産の確率が高くなってしまうので、必ず治療が必要です。

●クラミジア感染症ってどんな病気?

クラミジア・トラコーマティスという細菌が原因。セックスやオーラル・セックスで感染して起こります。潜伏期間は、1~3週間。抗生物質で簡単に治りますが、一度治って抗体ができても、何度でも感染します。

●症状は?


女性は、子宮頚管に感染するので、症状があまり出ません。白い粘液状のおりものが少し増えたり、軽い下腹部痛、排尿時の痛みが出ることもありますが、まったく出ない場合もあります。そのため気づかないうちに病気が進行し、卵管炎や子宮頚管炎、尿道炎、骨盤内感染症を起こし、ひどい場合は骨盤内の臓器が癒着してしまうことも。こうなると、発熱や痛みなどの症状も出てきます。

男性の場合、排尿時の違和感や痛み、うみが出ることがありますが、やはり自覚症状はあまりありません。

●クラミジアのおそろしさ

妊娠や出産への影響

感染に気づかないまま病気が進むと、卵管炎などを起こして不妊症の原因になることがあります。また、妊娠しても子宮外妊娠や流産、早産などが起こりやすくなります。最近では、妊娠がわかってからの検査で感染が見つかることも多いのですが、きちんと治さずに出産すると、5割ほどの確率で赤ちゃんに感染し、新生児結膜炎や軽い肺炎を起こすことがあります。

男性も放っておくと、尿道炎や睾丸炎になることがあり、まれに不妊症の原因になる場合もあります。

知らないうちに感染源に
男女とも症状が軽いので、感染に気づかないまま他の人にうつしてしまう可能性が高いのが問題です。また、感染がわかったら、パートナーも一緒に治療しないと感染をくり返すことになります。

●検査と治療は?

膣分泌物検査や血液検査でわかります。抗生物質の服用や注射で治療すれば、2週間程度で治ります。その間のセックスは禁止。必ずパートナーも一緒に治療しましょう。
膣分泌物検査や血液検査でわかります。抗生物質の服用や注射で治療すれば、2週間程度で治ります。その間のセックスは禁止。必ずパートナーも一緒に治療しましょう

text/Mami Kakuta
illustration/Tomoe Sasaki