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STD(性感染症)PART3-2 女性のこころとからだ事典

STD特集 Part1
2. トリコモナス膣炎

性行為による感染のほか、温泉などで感染することもないとはいえない病気です。においのある泡状のおりものや強いかゆみなど、症状は不快ですが、深刻な病気ではありません。

●トリコモナス膣炎ってどんな病気?
トリコモナスという原虫が、膣内に寄生して起こります。男性の尿道や前立腺、精液の中に潜んでいることが多く、セックスで感染します。感染力がとても強いので、トイレの便座や風呂などで感染するケースもあります。潜伏期間は1~2週間ですが、感染しても必ず症状が出るわけではなく、体の抵抗力が落ちた時に発症することもあります。

●症状は?
外陰部に強いかゆみが出ます。悪臭があり、黄色や血液のまざったおりものが特徴です。膣粘膜が赤く腫れ、セックス時の痛みや少量の出血をみることもあります。症状が進むと、おりものの色が緑っぽくなったり、細かい泡がまざってきます。さらに外陰部がただれて排尿時にしみたり、歩く時に痛むことも。放っておくと、尿道炎や膀胱炎、卵管炎を引き起こすこともあります。

男性の場合、軽い排尿痛がありますが、ほとんど感染には気づきません。感染源になってしまう可能性もあります。


●妊娠・出産への影響は?
感染しても放っておくと、卵管炎になってしまうケースも。そうなると、不妊症の原因になったり、妊娠しても流産や早産が起こりやすくなる場合もあります。

●検査・診断は?
おりものを顕微鏡で見たり、培養して確定します。顕微鏡で見ると、べん毛をもった虫が動き回るのが見えます。

●治療は?
膣座薬と内服薬で治します。治療期間は、7~10日間程度。治療中のセックスは禁止です。規則正しい生活を送って体力をつけましょう。また、パートナーも一緒に治療しないと感染をくり返すことになります。
text/Mami Kakuta
illustration/Tomoe Sasaki