【医師監修】骨粗しょう症 女性のこころとからだ事典2
■記事監修医師
・女性のこころとからだ事典 からだ編 記事監修
東京都立築地産院産婦人科医長経て
いけした女性クリニック 院長
池下 育子 先生
産婦人科医
医療法人社団鳳凰会フェニックスメディカルクリニック理事長・院長
賀来 宗明 先生
●骨粗しょう症の検査は?
骨量(骨密度)を測定するのですが、X線撮影や超音波などいくつかの方法があります。足のかかとや手のひら、腰椎や大腿骨を測定しますが、どの方法も痛みはなく簡単なものです。服をぬぐ必要もありません。自治体の集団検診で行っている地域もありますし、整形外科や婦人科でも検査できます。一度は検査を受けて、自分の骨量を知っておきましょう。
●骨粗しょう症の予防は?
骨粗しょう症の予防には、カルシウムたっぷりのバランスのとれた食事、適度な運動、日光浴が効果的といわれています。
1.食生活での予防

●カルシウムを十分に摂る
まず食べ物でしっかりとカルシウムを摂って、血液中にカルシウムを送りこみましょう。カルシウムの必要量は1日600mgといわれています。日本人の摂取量は不足ぎみなので、意識して摂るようにしたいものです。牛乳・チーズなどの乳製品、骨ごと食べられる小魚や干し海老、海藻類、緑黄食野菜、大豆製品には、良質のカルシウムが多く含まれています。
| カルシウム200mgってだいたいどのくらい? |
| 牛乳…1本(200cc) |
もめん豆腐…2/3丁 |
| ヨ-グルト…200ml |
がんもどき…1個 |
| プロセスチーズ…厚さ4mm3枚 |
ひじき…1/3カップ |
| ししゃも…5本 |
こまつ菜…1/4把 |
| 丸干しいわし…小1尾 |
だいこんの葉…100g |
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●バランスの摂れた食事
偏食をせず、バランスのいい食事を心掛けましょう。納豆には、骨の形成を促進させるビタミンK2が豊富に含まれているので、積極的に摂ると効果的です。
3.無理のない生活
不規則でストレスの多い生活や無理なダイエットは、ホルモンバランスを狂わせ、生理不順になったり生理が止まってしまうこともあります。できるだけ規則正しい生活を送るようにしましょう。また、アルコールやニコチン、カフェインも骨を弱くするので、ほどほどに。
●骨粗しょう症の治療は?
閉経後の女性には、ホルモン補充療法(エストロゲンとプロゲステロンを補う)を行うと同時に、カルシウム製剤とビタミンDを併用する方法が多く用いられます。また、骨を強くする目的でイプリフラボン、カルシトニンなどの薬が使われることもあります。
illustration/Tomoe Sasaki