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極上のオンナランキング 読者アンケート|向島芸者直伝! 女の心得

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今回、WJでは『極上のオンナ』に関するアンケート(有効回答:309人)を実施しました。 まずは、皆が選ぶ『極上のオンナ』の発表です。「極上」の栄冠を手にするのは一体、ダレ!?

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堂々の一位に輝いたのは、この方。
「何でも手に入れていて、輝いているから!」というコメントに代表されるように、知的、美人、上品、イキイキしていて総合的なバランスがいいという意見がたくさん寄せられました。色気と母性を両立させているところが『極上』ポイントなのでは。

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「芸能人なのに高飛車さを感じさせず、女磨きを趣味と言うほど惜しみなく美を追求しているところ。ボランティアにも積極的で、男性もお金でなく内面で選ぶなど、極上な人だと思う」など、恵まれたスタイルと美貌を維持する努力と、その美しさにあぐらをかかない庶民的かつ献身的なキャラクターが『極上』ポイント。

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「オンとオフのメリハリがあり、女優として、母として、妻としてキラキラしているから」「おしとやかで、強さも優しさも兼ね備えている」といった、良妻賢母を地でいくところが『極上』ポイント。おしとやかさからくる神秘性がたまらないという声も。

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「なんといっても、キレイで可憐」「年を感じさせない美しさがあり、上品で知的」といった、美貌と凛とした立ち振る舞いが『極上』ポイント。

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「気品があってパワフル」「エイジレスな印象」「美人だけど女々しさがなく、生き方がカッコイイ」など、若々しさ、美しさ、サッパリとした性格が『極上』ポイント

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今回、アンケートから寄せられた声をイメージグラフ化したところ、ランクインした方の共通点は「美貌」「周りから愛される性格のよさ」「芯の強さ」「仕事で成功していること」だということが分かりました。また「結婚」&「子育て」をしているとさらに評価が高まるという傾向にあるよう。なので、アンケート実施時には結婚を発表されていなかった夏木マリさんは、本来ならもっと順位が高かった可能性も考えられます。
そんな、ちょっとやそっとの人には似合わない『極上』という言葉ですが、どうせ目指すなら頂上がイイ!ということで、次週もアンケートから『極上のオンナ』と呼ばれるためにはどうしたらいいのかを探って行きたいと思います。

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極上なオンナを目指すために必要なことが何か、アンケート結果から浮かび上がってきました。
人のイイトコロはどんどん取り入れて、オンナレベルを上げるべし! ということで、ぜひ参考にして、日々のタンレンに役立ててください。

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周りの人を思いやれる「性格のよさ」が極上なオンナの第一条件のよう。やはり皆に好かれてこその『極上のオンナ』というワケなんですね。では具体的にどのような仕草、行動がオンナの魅力を引き立てているのでしょうか。

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「職場の会議中、誰にでも分け隔てなく接する上司にそう感じました。相手の気持ちを尊重しながら自分の意見もハッキリ述べる様子に感心」(28才・OL)

「生まれも育ちもよくて、さらに他人思いで、お金持ちの友達。どんなに遠くからでもどこにいるかすぐにわかる華やかな人」(22才・学生)

「新宿のホームレスが急病で苦しんでいるのを見つけて、躊躇せずに手を差し伸べた同僚を見て、天使のような人だなと思いました」(30才・会社員)

「仕事の取引先の女性は、美人でスタイル抜群、仕事もバリバリこなしていて憧れます」(33才・会社員)

他にも「人の悪口を言っているところを見たことがない同僚」「辛いことがあっても愚痴をこぼさない知人」など真っ直ぐな心を評価する声が多数ありました。その反面「なかなか普通の世界では『極上のオンナ』にはお目にかかれません」「何か一つだけ秀でていても『極上』とは言えない」などといった厳しい意見も。

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どうやら『極上のオンナ』とは、美しく、特技に秀で(仕事ができて)、性格がよくてはじめて認められるもののよう。とくに性格のよさは大前提! 誰かの悪口を言ってストレスを解消したり、嫌なことがあればヤケ酒しながら愚痴を言ったり。ネガティブな部分を他人に吐き出して楽になりたいという衝動は誰にでもあるものですが、それを抑えて、いつも美しく微笑むことができればオンナの頂はもうすぐそこ!?
そんな女神のような女はいったいどこに……?ということで、次回は職業的にそれを体現する日本の女のキワミ=芸者さんにインタビュー。具体的にどのようなタンレンをしているのか、必見です!

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美しい着物を颯爽と着こなす、その姿は女性の憧れ。
繊細な仕草と妖艶な眼差しで、殿方を仕留めるハンターの名は…
そう、『芸者』さん!
『極上のオンナ』を職業として花柳界で生きる、東京向島の芸者、比奈子さんに、オンナの心得を話していただきました。

比奈子さんが芸者を目指したキッカケは、何だったのでしょうか。

まだ学生で秋田にいた頃、中村喜春さんという新橋の芸者だった人が書いた「江戸っ子芸者一代記」という本を読みまして、この平成の世に、まだ芸者さんがいるんだ、と感動したんです。「芸は売っても身は売らない」とか、「お客さまは目で殺す」とか(笑)
そういう、仕草とか心意気とかがカッコイイと思って、なってみたいと思ったんです。

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芸者さんって、どんなお仕事なんでしょう。

お座敷を盛り上げるお仕事なんですけど。盛り上げるだけでなくて、絶滅に瀕している日本文化を伝えていくお仕事であると思っています。例えば、ずーっと昔から続いてる踊りや曲を歌ってみたりとか、お座敷遊びをしてみたり、昔の言葉遣いをしてみたり。
例えば、この辺は「ひ」が言えないんですよ。江戸弁では「ひ」が「し」になるので、「アサヒビール」じゃなくて「アサシビール」。だから、お姐さんは私の名前を紹介をするときにちょっと困るみたいですよ。「しなこ」でございます。ってね(笑)

日々のスケジュールを教えてください。

唄や踊りのお稽古がある日は、朝9時頃には起きます。起き抜けにお水を飲んで、お腹がすいていたらご飯を一杯くらい食べて、着物に着替えてお稽古に行きます。早めに行って、裏でおさらいをして、お稽古して、終わると髪結さん(美容院)に行って、ご飯を食べて、お風呂に入って、支度してお座敷に出ます。お座敷が終わるのは11時半過ぎ。その後にお客様と飲みに行くと、帰りは深夜になることもあります。

私は、清元(唄と三味線)と踊りを習っていますが、それぞれ月に5日づつお稽古があります。多い人は3つも4つもお稽古事を掛け持ちしているから、とても大変だと思いますよ。

毎日忙しい中、美しさはどうやって維持されているのでしょうか?

エステは月に1回くらい。あまり頻繁には行かないようにしています。後は、週に1~2回ほど、プラセンタとビタミン注射を打っています。お酒を毎日飲むので、内面からのケアは欠かせません。むくまないように、ハーブティーを飲んだりもします。

女将さんには「あなたたちは商品なんだから、自己管理しないとお座敷かからなくなるわよ。太りすぎると着る着物がなくなるから気をつけてねっ」とよく言われます(笑)
自己管理できないと、自分がつらいだけですから、やっぱり頑張って、見た目には気を遣っています。

芸者さんになってよかったと思うのは、どんな時ですか? また、逆につらいと思うことはありますか?

自分で飲み過ぎてしまってつらいなとか(笑)お稽古が朝早くてつらいなとかは思いますけど。そのほかにはありません。なってよかったなと思うことの方が多いです。特に、毎日四季に触れられるのがうれしい。お料理でも、夏だとお茄子と鮎がでたりとか、秋は松茸や栗がでたりだとかするのを見て、ああもうこんな季節なんだと思います。お座敷のなかの飾り物も変わりますし、お着物も柄が変わりますから。

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美しい身のこなしのコツを教えてください!

所作は、踊りで学ぶ部分が大きいですね。あとは、なるべくゆっくり落ち着いて、ひと息ついてから行動するようにしています。ガチャガチャして、着物をひっかけてしまったり、グラスを倒してしまったりすると、やっぱりお客様が…。なごみに来ているのに、逆に疲れちゃうでしょう(笑)
お座敷にいらっしゃる方は、私生活のことを忘れたいんじゃないかと思うので、生活感を出さないように心がけています。

比奈子さんも別の方の所作の美しさに憧れたりするのでしょうか?

「お酌の仕方が伝説」だと言われるお姐さんがいるんです。なんていうんですかね、ふわっとお酌をするんですよね。話し方もとっても上品で。真似しようと思ってもなかなか…。

上手に会話を進めるポイントがあったら教えてください!

お話をするときは、正面からだと角が立つので、斜めからスッと入って行くようにしています。話題はお客様によって変えますが、私は食いしん坊なので、食べ物の話が多いかもしれませんね。また、出身地を伺って、その土地のお話をすると、結構心を開いてくれる方が多いです。知らない場所でも「どんなところなんですかー?」と聞くだけでも話が広がります。
あと、お姐さんを見ていて思うのは「間」の大切さ。その「間」でお客様に考えさせたり、言葉のキャッチボールじゃないですけど、自分ばかりおしゃべりせず、相手にゆずってお客様に話していただくようなやりとりを心がけています。
 
最近、男言葉を使う女性を見ると、「黙ってればかわいいのに」ともったいないく思います。ちゃんと話せばもっと可愛くなれるのにって。
常日頃、女性を花に例えたいと思っています。乱暴な仕草をすると花びらが散ってしまうんですね。だから、花びらを落とさないように気をつけているんですよ。

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先週に引き続き、東京向島の芸者、比奈子さんへのインタビューをお送り致します。今週は、より具体的な美の心がけを伺ってきましたよ!

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お仕事柄、毎日髪の毛を結ってらっしゃいますよね?
ヘアダメージはどうケアしているのでしょうか。

毎日、逆毛を立てて髪の毛を結うので、前髪が毛切れして短くなります。これは職業病ですから仕方ありません(笑)。それ以外には、あまり髪の毛は傷まない気がします。染めていないせいかしら…。もちろん、毛先から少しずつクシを入れて、そっと梳かしてから優しくシャンプーするようにしていますし、保湿のために、ヘアクリームをまめにつけたりしています。他のお姐さんは、髪結いさん(美容院)で定期的にトリートメントをしているようですよ。

お化粧のノリがよくなるように心がけていることはありますか?

やっぱり、プラセンタとビタミンの注射かしら(笑)
あと、まめにシートパックをしています。普段より日光に当たった日は美白用のパックを必ず(笑)。飲み過ぎてしまったり、睡眠時間が足りなくて毛穴が目立つときは、蒸しタオルを顔に当てて肌を落ち着かせてからファンデーションを塗ると、お化粧ノリがだいぶ良くなるので試してみてください。

お座敷でのアクシデントへの対処法を教えてください!

アクシデント自体、あまりありません。
以前、お座敷の最中に地震がありまして、その時は「酔っ払っているから、地面が揺れているのか自分が揺れているのかわかりませんね」なんて、皆で楽しんでしまいました。
また、たまにですが、静かにしたいだろうお客様の席で、女の子がおしゃべりしすぎてしまうことがあります。そういうときは「今からしゃべった人は(お酒を)イッキね(笑)」なんて言って、空気が悪くならないように気持ちを伝えるような努力をします。そんなときに限って、自分でしゃべってしまって飲むハメになったりするんですけれど(笑
とにかく、お座敷はお客様に楽しんでいただく場所ですので、何があっても“楽しく”することでしょうか。

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お客様が芸者さんに夢中になるときは、どんなことが決め手だと思われますか?

それは、必ず決まった瞬間なんですよ(笑)。
端から見ている私にも伝わってくるほど、芸者側が本当にお客様を大切に思っているときです。飲み物や食べ物をお出ししたり、膝掛けをかけてあげたりといった動作に愛情が滲み出ると、お客様も本当にうれしそうなんですね。そうやって通じ合えば、その後なんどもいらしてくださったり。水商売は心とは裏腹の世界だと言われることもありますが、そんなことはないとししみじみ思います。

キレイ」と言われる芸者さん達の共通点を教えてください。

背筋が伸びていること、姿勢が美しいことだと思います。背筋が伸びているお姐さんは、本当に10才以上若く見えるんです。逆に街を歩いている子を見ていて、顔は若いのに背中が丸まっているような子は「もったいない」と思います。
背筋を伸ばすときは、肩甲骨を後ろにひっぱるように意識しています。こうするとなで肩に見えるので、着物も決まるんです(笑)。あとは、あごを上げないようにすること、手の指先を揃えて動かすと女性らしく美しく見えるので気をつけています。

「極上のオンナ」とはどんな人だと思いますか?

一緒にいて、心地のいい女性ではないでしょうか。何を話さなくても、近くに座っているだけでそう思わせる人。今までに私が「素敵な女性だな」と思った人は、みんなそう思わせてくれる人達でした。私も、一緒にいると気持ちがいいと周りの人に思ってもらえる女性になりたいと思っています。いろんな意味でね(笑)

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今月は「極上のオンナ」なんて、難しいテーマでお届けしました。いかがでしたでしょうか? 私が考える「極上のオンナ」は美しく、賢く、みんなに好かれ、献身的に世間に尽くし、そして幸せを実感している人、だと思うのです。その点、芸者さんという職業はすごいな、と取材をして改めて感じました。
楽しいお座敷にするためには、自分が楽しむことが大切でしょうし、仕事柄、美しく賢いことは欠かせませんし…。おまけに、芸事に秀でていなくてはいけません。あと、皆さんに声を大にしてお伝えしたいのが、比奈子さんのお辞儀の仕方が本当に美しかったということ! これまであまりお辞儀について考えたことはありませんでしたが、日本伝統の文化として、もっと注目されてもいいのでは、と思いました。あの角度、ていねいな動き、神経のゆき届いた指先の重ね方などをマスターしたら女子力はものすごい上がると思いマス!
比奈子さんに「美しいお辞儀の秘訣はなんですか?」と質問したところ「日本舞踊のおかげかしら…?」とのこと。かなり敷居の高いイメージの「日舞」ですが、それ以後ワタクシ、密かに「挑戦したいな~」と思い続けているのであります……。
text/空中庭園・松本愛