健康

【医師監修】トラウマと心のケア PTSD PART2-3 女性のこころとからだ事典

■記事監修医師
武蔵野女子大学人間関係学部教授
臨床心理士、精神科医、医学博士
小西 聖子 先生

 


何か事件に遭遇した後に、以下のような項目に多くあてはまるものがある場合は、PTSDの可能性も考えられます。ただし、PTSDの症状は個人差があり一概に判断できるものではありません。「いくつあてはまるから、PTSD……」、というリストではありませんのでご注意ください。
1.事件のことが頭について離れない
2.事件についての夢を見る
3.ときどき無感覚になってしまう
4.他人に自分の気持ちをわかってもらうのがむずかしい
5.気持ちが落ち込みやすい
6.突然そのときの光景がよみがえる
7.死にたくなることがある
8.夫(妻)、子ども、親や他の家族となんとなく溝ができてしまった
9.近所付き合いがわずらわしい
10.事件を思い出させるようなことをさけてしまう
11.生活を楽しめない
12.緊張して、神経質になった
13.物音などに対して感覚が過敏になっている
14.始終あたりを見渡して警戒したり、身がまえたりしている
15.よく眠れない
16.忘れっぽくなった
17.なかなか集中できない
18.お酒や薬を飲まないと、寝たり、何かの用事をすることができない
19.怒りっぽくなった
20.われを忘れてしまいそうで怖い
21.イライラするが、その原因がわからない
22.日常生活をするのがやっとである
23.今の自分が情けない
24.自分を責めてしまう
25.人が信じられなくなった
26.立ち直れないのではないかと心配である
27.似たような出来事があるとつらい
28.性に関することに対する態度が変わった
29.起こったことを忘れてしまいたい
30.加害者のことを考えると怖くてしかたがない

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