美容
1.22017
顔のたるみ・ほうれい線を解消したい!


「最近全体的に顔がたるんできた気がする」
「ほうれい線が目立ってきた」人には言えないけれど、
自分の中では意外と深刻な問題なのではないでしょうか。
皆さんは、このような顔のたるみに関するお悩み、どの
ように対処していますか?顔のたるみのメカニズムと
その解消の秘訣をご紹介します!
顔のたるみやほうれい線は、女性であれば誰もが気になるところです。世の中の女性がもっとも気にしている顔のしわのトップは「ほうれい線」次いで、「目じりのしわ」。人と対面したときにもっとも目に止まるところであるがゆえに、問題は意外と深刻です。
最近のあなたの顔、こうなっていませんか?
肌がくすんでいる
口角が下がっている
フェイスラインがたるみ、肉がついている
ほうれい線ができている
あごがたるみ、二重あごになっている
首の皮膚にハリがなくなり、皺ができている
唇が薄くなった
上唇にしわができている
眉とまぶたが下がっている
実はこれらは、すべて顔の「老化」のサインなのです。
「まだ若いのに老化?」とショックを受けられる方は多いことでしょう。
しかし、この顔の老化現象は、30代の女性にすら十分起こりうることなのです。
多くの女性は顔のたるみ・ほうれい線で悩んでいる!
顔の老化現象が起きてしまっているのは、あなた一人ではありません。
多くの女性が、次のようなお悩みを持っています。
「目じりの小じわを消したい」
「目の下のしわを消したい」
「眠たそうな目をすっきりさせたい」
「ほうれい線を消したい」
「あごのたるみを引き締めたい」
「額のしわを消したい」
「シミを薄くしたい」
日経BP社の調査によると、女性の「顔のしわ」についての悩みの第一位は「ほうれい線」というデータが出ています。
ちなみに「ほうれい線」とは、鼻の両脇から唇の両端まで伸びる2本のしわのことを言います。若い人でもうっすら出ている人もいますが、年齢とともにこの線がくっきりしてきてしまうことがあります。多くの女性は、このくっきりに悩まされているようです。
では、なぜこのような顔のたるみやしわが発生したり、ほうれい線が出来てしまったりするのでしょうか?
確実な対策をとるべく、次の章で顔のたるみの原因を探ってみましょう。

顔のたるみの原因は、筋肉の衰え
「ほうれい線」や「目じりのしわ」を始めとする顔のたるみやしわ。
女性からすればとことん気になりますよね。お化粧で隠したり、一生懸命手で伸ばしたりと、なんとか解消しようと日々がんばっている方は多いのではないでしょうか。
しかし、年齢を重ねるごとに、顔の筋肉や脂肪は自然に減少するという事実があります。
この筋肉の衰えや、脂肪の減少が、ハリのないたるんだ顔になってしまう原因の一つであると言われています。
年齢を重ねるごとに起きる自然現象
顔の皮膚の下にある筋肉や脂肪は、年齢と共に減っていき、それと同時に、肌の弾力性も失われて、皮下組織との間にすき間ができてきます。これは自然現象で避けようのないことです。しわやたるみをもたらすこの自然現象は、このように年齢を重ねるごとに容赦なく進行していくものなのです。
「肌のハリがなくなる」、「ほうれい線ができる」、「目の下がたるむ」、「二重あご」などは、すべて顔の筋肉の弛緩(ちかん)(=ゆるむこと)が最大の原因です。
体じゅうの他の筋肉がそうであるように、顔も運動を怠れば、筋肉組織が薄くなって衰えます。すると、表情をつくる筋肉である「表情筋」のすぐ上にある脂肪は支えをはずされたような状態になってしまいます。
さらに、年齢と共に皮膚も衰えてくるので、顔の脂肪は重力の影響とあいまって下に下がりやすくなってしまうのです。このようにして、顔のたるみは起こります。
このように、年齢を重ねるうちに肌が衰えるのと同じように、顔のたるみは誰に身にも起きてしまう自然現象。まだ20代で顔のたるみなんて気にしていない方も、今から準備しておかなければなりませんね。すでに老化は始まっているのです。
では、どうすれば顔の筋肉の衰えを防ぐことができるのでしょうか?
次の章では、顔のたるみ解消法を探っていきます。

そうと分かれば、どうすればその自然現象を食い止めることができるのか、最善の策を探っていきましょう。
筋肉アップすれば確実にたるみは解消できる
顔のたるみやほうれい線が出来てしまう最大の原因は、顔の筋肉の衰え。筋肉は使わないでいると、細く薄くなってしまいます。つまり、顔の筋肉を鍛えれば、確実にリフトアップされ、顔のたるみが解消できるのです。筋肉を鍛えるのに、年齢は関係ありません。今からでも決して遅くはないのです。
顔には50種類もの筋肉が存在しており、表皮や脂肪を支える「顔の土台」となっています。 顔の筋肉は、他の筋肉と比べて、非常に薄く繊細であるがゆえに、効果も出やすいと言われています。
つまり、例えば腕の筋肉を鍛えるように、ダンベルを持ち上げるような大げさなことをしなくても、日常生活で少し気を使うだけで、顔の筋力はアップするものなのです。人と会話をするときに大げさに表情を作って動かしたり、よく噛む必要のある食材を選んだりするなどです。
表情筋のほとんどは自分の意志で動かせるようになる
とはいえ、短期間で確実に顔のたるみ解消の成果を上げるには、特別な顔の筋肉トレーニングが必要となってきます。
しかし、やみくもに顔を動かすのでは効率的ではありません。
最短で効果を上げるためには、顔の筋肉を知り尽くし、自分の悩みに関わる筋肉にターゲットをしぼって、集中的に鍛えることが大切です。
そもそも、顔の筋肉と聞いて、どの部分を指すのか、感覚で分かる人は少ないのではないでしょうか。しかし、顔の筋肉を鍛えはじめると、今、顔のどの筋肉が動かされ、鍛えられているかが分かるようになってきます。
そして、表情筋と呼ばれる顔の筋肉のほとんどは、自分の意志で意識的に動かせるようになるのです。
主な顔の筋肉
・前頭筋(ぜんとうきん)
眉上から頭頂部につながっている筋肉で、
鍛えると額の横じわの解消に効果的です。
・皺眉筋(しゅうびきん)
眉間(みけん)を動かす筋肉で、鍛えると
眉間のこじわを予防できます。
・側頭筋(そくとうきん)
耳の前~後ろ部分の筋肉で、顔全体の
リフトアップに深く関係します。
・眼輪筋(がんりんきん)
目の周囲をぐるりと囲む筋肉で、鍛えると
目のたるみやしわに効果的です。
・大頬骨筋(だいきょうこつきん)
・小頬骨筋(しょうきょうこつきん)
唇の両端から目じりにかけての筋肉で、口輪筋と
ともに頬のたるみを支える筋肉です。
・オトガイ筋(おとがいきん)
あごの前面の筋肉で、二重あごの解消やたるみ予防に関係します。
・咬筋(こうきん)
頬骨からあごの外側にかけての筋肉で、ものを噛むときに動く筋肉です。
・口輪筋(こうりんきん)
唇の周りにあって、口元のたるみやほうれい線に関係する筋肉です。
・胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
首筋に走る筋肉で、首や顔のたるみに深く関係している筋肉です。
・額二腹筋(がくにふくきん)
耳と下あごの下部をつなぐ筋肉で、あごのラインに深い関わりがあります。
次の章では、顔筋トレーニング成功の秘訣をご紹介します。

それでは、実際にどのように顔の筋肉を鍛えれば良いのでしょうか。
ではここで、その顔の筋力(以下、顔筋)トレーニング成功の秘訣を探ってみましょう。
顔筋トレーニング成功の秘訣
顔のたるみやほうれい線と戦うためには、とにかく顔の筋力アップが必要です。
しかし、顔の筋肉をややみくもに動かすだけでは、思ったような効果は出ません。
そこで、より確実に顔のたるみやほうれい線を解消するために、顔筋トレーニング成功の秘訣をご紹介します。
顔筋トレーニングのポイント
・顔の筋肉は他の筋肉より薄いので、普通の筋肉より早く効果が
見込めるという事実を踏まえる
・筋肉の構造を理解し、鍛えたい筋肉を意識してイメージしながらやる
・乳酸が燃焼するのを感じるまで動かす
・指を筋肉の上で小刻みに動かす「パルシング」を行い、短時間で
成果が上がるようにする
・顔の筋肉を鍛えれば新陳代謝がよくなり美肌効果もある。皮膚の
健康、表情・顔色が明るくなる効果も念頭に入れる
・日常生活でよく目にするところに鏡を置いて、こまめに自分の顔を
チェックする
とにかく一番の秘訣は、鍛えたい筋肉を意識しながらやることです。
さらに、筋肉が収縮するのをイメージしながらやるとより効果的であるようです。
顔の筋肉も、他の部位の筋肉と同じように、動かして疲れると筋肉中に乳酸がたまります。この乳酸の燃焼による痛みを感じたら、筋肉を最大限に使っている証拠です。
また、指先で力を加えることで、筋肉の運動量が増えるので、より短時間で成果が上げられるようです。指を筋肉の上で小刻みに動かして乳酸の燃焼を高める「パルシング」を顔筋トレーニングに取り入れましょう。
ただ、「パルシング」を行う際に気を付けなくてはいけないことがあります。
決して、強い力で皮膚を押してはいけないということです。
顔の皮膚は、他の体の箇所の皮膚よりも特に薄いので、強く押してはいけません。しわの原因になります。
特に目の下の皮膚は、ティッシュ一枚分くらいの厚さしかありませんので、優しく触れるようにし、刺激しないようにしましょう。
顔筋トレーニングはどのくらいの期間で成果が出るのか
この顔筋トレーニングは、果たして毎日何分、どのくらい続ければ効果が出るものなのでしょうか。
例)
1)一日朝10分、夜10分、14種類の顔筋トレーニングを 5日以上続ける。これでまず変化する。
より効果を上げるためには、さらに続ける必要があり、6~8週間でほとんどの人が成果が出る。
2)5種類の顔筋トレーニングを毎日15分やる。2~3週間で成果が出る。
など
顔筋トレーニングで成果を出すには、平均3週間は続ける必要があります。
一日10~15分ほどの顔筋トレーニングを毎日続ければ、およそ3週間くらいで、だいたい自分の望むような成果が出るでしょう。
ただ、毎日の忙しさに追われて、何ごとも3日坊主で終わってしまうという方にとっては、3週間毎日続けるといっても、そう簡単なことではないでしょう。
次の章では、日々忙しい皆さんに、とっておきの顔筋トレーニングメソッドをご紹介します。
顔筋トレーニングの秘訣を知って、「絶対成功させてやる!」と闘志に燃えている方は多いことでしょう。
しかし、確実に成果を出すためには、少なくとも2~3週間は毎日続ける必要があります。
忙しい日常生活の中で、いつ、どこでそのトレーニングを行うのか、イメージはついていますか?
そこで、忙しいあなたにおすすめの、とっておきの顔筋トレーニング方法をご紹介します。
とっておきの眼筋トレーニング その1
◎顔の悩み別!顔筋トレーニング
顔筋トレーニングには、様々な種類がありますが、全部を行うのではなく、自分が成果を上げたい部分を効果的に鍛えられるトレーニングを、ピックアップして行うことをおすすめします。
ここではもっとも多い悩みである「ほうれい線」を消す効果のあるトレーニング方法をご紹介しましょう。
ほうれい線を消す!顔筋トレーニング
◇田中愛さんの「ほうれい線を内側から消す」エクササイズ
ほうれい線は、口の周りにある口輪筋を鍛えることで、撃退できると言われています。
口輪筋の位置をもう一度確認し、まず、どのように筋肉が走っているかを認識します。
そして、エクササイズを行いながら、その走っている口輪筋が収縮する感覚をイメージしながら行いましょう。
1)右小鼻のわきを舌で押し上げる
まずは、右小鼻のわきを舌で持ち上げます。
今舌に触れているの部分が、ほうれい線がはじまる位置です。
2)5秒かけて、舌で上下になぞる
舌を使って、ほうれい線を頬の内側からなぞっていきます。
そのままゆっくりと上から下に舌を動かしていきます。
同じように、下から上にかけてなぞります。
この上から下、下から上の動きを1セットとして、3セット行います。
終わったら、今度は左側も同じように3セット行います。
ポイント:ほうれい線を内側から伸ばすイメージで、しっかりと頬の筋肉を伸ばします。
3)左右の頬を片方ずつ、思い切りふくらませて5秒間キープ。
ほうれい線が伸びるのをイメージしながら左右3セットずつ行いましょう。
参考「田中愛の顔筋体操」田中愛 (著)
◇犬童文子さんの頬を鍛えるエクササイズ
今度は、頬のたるみをリフトアップする小頬骨筋(しょうきょうこつきん)を鍛えましょう。
ほうれい線のラインを目立たなくするには、口輪筋だけでなく、目じりのあたりから上唇にかけて細く伸びた筋肉である小頬骨筋を鍛えて、頬のたるみを引き上げるのが効果的だと言われています。
1)唇を閉じ、両方の口角をゆっくりと引き上げて、笑顔を作ります。
2)唇を閉じたまま、左の口角を元の位置に戻しながら、右の口角をさらに斜め上に引き上げます。 ちょうど、「ひょっとこ」のお面みたいな顔をイメージするのがポイントです。 このとき、右側の筋肉は縮め、左側はほうれい線が消えるように伸ばし切ります。
3)そのままの状態で右目だけを5秒かけて閉じていき、そのまま5秒キープしたら口角を下げ、右目も開けて自然な状態に戻します。
4)左側も同じように行います。 この1~3を左右それぞれ、スムーズに3回繰り返します。
ポイント:筋肉の伸縮を十分に感じること!
参考「10年前の顔をとりもどす!アンチエイジ フェイスニング」犬童 文子 (著)
とっておきの顔筋トレーニング その2
◎即効!1分で効果の出るエクササイズを取り入れる!
1分で小顔効果が出ると言われている、とっておきのエクササイズをご紹介します。
即効性を期待する方だけでなく、顔筋トレーニングを始める前の準備運動などにもおすすめです。
◇田中愛さんの「グー・チョキ・パー体操」~1分で小顔効果を実感!~
1)グーであごから頬の脇にかけてコリを強めにほぐします。
2)指をチョキの形にして、第二関節の部分から内側に曲げます。2本の指であごのラインをはさみます。この指であごのラインを耳に向かって引き上げます。
3)パーで上から下へやさしくリンパを流していきます。
まずは目の下に手をあてて、目じりの方向へやさしくなぞっていきます。
そのままこめかみまで指を引き上げます。
その後、おでこからこめかみ、耳の前、首すじ、鎖骨までの流れもパーの手で行います。
ポイント:リンパだけでなくツボも刺激されるので、よりむくみ解消が進み、小顔効果が出やすいです!
とっておきの顔筋トレーニング その3
◎“ながら”顔筋トレーニング
鏡の前にきちんと座って顔筋トレーニングを行う時間がないあなたに朗報です。
家事をしながら、仕事をしながら、何かの待ち時間に。
何かをしながらでも、顔筋トレーニングはできるんです!
◇顔筋トレーニングができるシーン
・通勤途中の電車の中、歩きながら
・スーパーのレジに並んでいる待ち時間に
・テレビを見ながら
・寝る前の10分
・顔を洗った直後
・トイレの中で
・歯を磨きながら
・本を読みながら
・仕事でパソコンをしながら
外で行う場合、人に見られるのが恥ずかしい場合は、マスクをすれば、その下で思いっきり行うことができますよ。 自分に合った、とっておきのエクササイズを一つでも良いのでマスターして、日常生活の1シーンに取り入れてしまいましょう!
自分に合った顔筋トレーニングを見つけて、ぜひ“成功の秘訣”を元にトライしてみてくださいね。
Copyright © ウーマンジャパン