健康
10.32014
私のカラダ、ココが気になる|“愛されるカラダ”を考える|女性 健康
男性に愛される前に、まず自分で愛してあげたい自分のカラダ。そう思いつつも、「もっと○○だったらいいのに…」と不満はいろいろ。vol.1では、WJユーザーに自分のカラダについてどう思っているかを聞いてみました。(有効回答数232)
「あまり満足していない」と「まったく満足していない」を合わせると、自分の体型に満足していない人が実に75%以上! 様々な媒体で、次々にダイエットや体型を変える特集が組まれるのも納得の結果となりました。満足していない人の中には、「見苦しい」「全部が気になる」といった意見も。
一方、「かなり満足している」「そこそこ満足している」と答えた人でも、「胸が小さい」「自慢のボディが最近崩れてきた」「脚だけが太い」など、それなりに悩みはあるようです。では、カラダのどの部分が一番気になるのでしょう?
ダントツで多いのが「下腹部のポッコリ度」。それに続く「胸の大きさ、形」や「お尻の大きさ、形」と大差をつけての堂々1位です。
年齢とともに肉がついてくる下腹部。胸やお尻に比べて自分の目で肉のつき具合を確認しやすく、なんとかできそうで、でも簡単には変わらない。そんな所も気になる要因かもしれません。
◆腹筋、背筋、腕筋力、脚筋力、同世代の人並み以上に鍛えられているのに、下腹だけはポッコリ。なぜ?
◆中学くらいからの悩み。他は細くても、ここだけは減らない・・・。
◆妊娠後まったくもとに戻らない・・・むしろ成長してる。
◆スカートをはいたとき、ぽこっと出るのが格好悪い。
◆流し台で自分のお腹が邪魔と思った。
◆自分で見ていて気が滅入る。
◆肩幅が広く、胸囲もカップも大きいので(アンダ-75のE)、カワイイ系の服を着ても肉感的になってしまう。
◆ボリュームがないので、胸の開いた服はあわない。
◆小さいのでカワイイ水着があっても、サイズが無かったりする。彼氏にも悪い気がしちゃう。
◆大きいので余計太って見える。
◆年とともに垂れ尻になってきた。最近ではジーンズの後姿もかなりヤバイです。
◆最近、すっかり垂れ気味で、運動不足もたたってガードルの力を借りています。筋肉をつけてジーンズの似合うお尻になりたいです。
◆パンツをはいたら垂れたお尻が目立つようになってきた。
◆上半身に比べると太く、パンツ選びに苦労する。
◆ウエストは細いのに太ももは太くてバランスが悪い。
下腹部については、「妊娠・出産や年齢とともに肉がついた」人が多いのに加えて、「他は細いのにココだけは出ている」という人も。胸については、「小さいから」という人が一番多かったのですが、逆に「大きくて太って見える」という意見も。年齢とともに張りがなくなり、タレ乳に悩む人も少なくありません。お尻については、ジーンズをはくときに実感する人が多いよう。
どの部位に悩む人にも共通しているのは、「洋服をきれいに着こなせない」「洋服選びに苦労する」という意見。男性の目を気にするというより、思うように服を着こなせなかったり、たるんだカラダの自分が許せないという人がほとんどでした。
vol.1では、女性が自分のカラダで一番気になるのは、「ぽっこりおなか」という結果をご紹介。では、男性たちはいったい女性のドコを見ているの? 女性側の意見、そして気になる男性の意見を聞きました。
WJユーザーに行ったアンケートでは、女性はやはり「胸」をチェックされていると感じているようです。「決して大きくないが、視線を感じる」「オトコはみんなおっぱい星人だから」「女らしさの象徴だから」というのが、代表的な意見。
一方、脚については「主人が言うから」「彼氏の意見」「いろいろな男性から、女性の脚を見ると聞いた」など、周囲の男性の意見からそう感じている人が多いよう。確かに脚は、ちょっと離れた位置からでも、じっくりとチェックできる部分なのかもしれません。
また、「最近、パンツスタイルの若い子が多いのは、脚のケアが行き届いていないからだと思う」というなかなか厳しい意見もあり、魅力的な女性になるには、脚のケアは欠かせないポイントかも。
今回は男性側にもアンケートを行い、20代から30代の男性に「女性の顔以外で、カラダのどこを一番チェックするか」を聞いたところ、一番多かった答えが「脚」。「脚がすらっと細いとセクシー」「太ももフェチなので」「脚の手入れが行き届いていると、体全体の手入れが行き届いていそう」などの意見がありました。手入れが行き届いているかまで、やはり細かくチェックしているんですね~。もちろん、「お尻」(なんか好き)、「胸」(なんとなく)などの意見もありました。
さらに、「もし付き合うなら、どんな体型の女性がいいか」を男性に聞いたところ、「抱きしめると折れそうなスレンダー型」と「適度に肉のついた中肉中背型」の半々に分かれました。それぞれの理由は上のとおり。そして、好みの胸の大きさを聞いたところ、「無難なCカップ」「ふくよかなDカップ」が同率で1位。大きいほどよいというわけでもなく、「ほどよい大きさが好き」な男性が多いようです。
なかには、「いい女はみんなスレンダーかつふくよか」というぜいたくな意見もありましたが、やはり「やせているのにバストとヒップは豊か」という女性はなかなかいないだけに、男性にとっても女性にとっても一番の憧れなのかもしれません。
何かと気になる自分の体型。でも、女性が自分のカラダを気にするのは、男性の目が気になるから? 今回は、男性に言われたひと言でカラダ磨きを始めた女性のコメント、また自分を磨くためにどんな努力をしているかについて紹介します。
「男性に言われたひと言がきっかけで、カラダを変えようと努力したことがあるか」を尋ねたところ、約4割の女性に、そういった経験があるようです。
若い時期に、大好きな彼に指摘されて、乙女心からダイエットに励んだ人、一方で30歳を過ぎて、体型がゆるんできたことを夫や彼氏に指摘され(自分でもわかっているのに!)、これではいかんと、ダイエットを始めた人も多いようです。
でもなかには、「くびれがきれいだねといわれたので、ずっときれいでいようと努力している」「髪型やお尻などほめられたところをさらによくしようとした」など、ほめられた部分をさらに良くしようと努力している人も。けなされるより、ほめられた方が長続きするのかもしれませんね。
◆「やせろ」と言われたこと。引き締めようと努力し、体重4kg減しました。
◆夫に、「年々(私の)母親と同じ体型、顔つきになってきた」と言われ、それが図星なのでめげた。15キロぐらい減量したいと思い、今ビリーと腰回しとスロトレとウォーキングを実施中。3年くらいかけて結果を出すつもりでやっています。
◆「妊娠何ヶ月?」と夫に言われ、腹筋強化した。
◆<「ちょっと太ったな」と言われて、かなり気にしてしまい、ダイエットに励みすぎ、15キロもやせ、35キロに。。。やせ過ぎて、「女の魅力がなくなった」って言われた!
◆「腕がたくましいね」と言われて傷つき、二の腕を細くするストレッチを今でも実行しています。
◆久しぶりに会った同級生に、「面影がない」と言われた。その時は努力して痩せましたがまた戻っちゃいました。
「自分のカラダを磨くために、普段どんな努力をしているか」を尋ねたところ、ほぼ半数の人がなるべく運動することを心がけていると回答。「なるべく歩く」「お風呂上がりにストレッチ」という軽いものから、「週3回のジム通い」など様々ですが、意識して生活の中に運動を取り入れている人が多いよう。
中には、「30代の美は努力が必要というSHIHOさんの言葉を心に、ヨガや骨盤体操などこまめに行っている」「歩こうと思っている。自分は心が強い人間なんだ、こんな自分が大好きと思うようにしている」などの意見もありました。
多くの女性が、自分をより輝かせるために、気持ちや言葉遣いなどちょっとしたことを心がけ、様々な努力をしているようです。
多かったのは、「ポジティブに明るく」「笑顔」「周囲への気配り」「内面を磨く」「自分を大切に」「美しい姿勢と言葉を心がける」ということ。最近、年齢に関わらずステキな女性が多いのは、こんな風に前向きに生きている人が多いからかもしれません。
最終回では、今回のアンケートに答えてくれた方の中から4人のWJメンバーに、「愛されるカラダ、愛される自分、そして目指す女性像」などについて聞いてみました。そこには、愛されるカラダ、愛される私をつくるヒントが…
以前、結婚を考えていた人から「もっとやせろ」としつこく言われて、かなり無理なダイエットしていました。嫌われたくなかったので、いろんなことで彼の言いなりになっていて、ダイエットやストレスから摂食障害になって入院したことも。今考えると異常だったと思うし、今ならそこまでできません。
その後、今の夫と結婚して、子どもにも恵まれました。出産や育児で胸のサイズやボリュームはダウンしてしまったけど、これから元に近い状態に近づけていきたいです。これから先も、人生を楽しめて、愛される、凛とした自分のカラーをしっかり持った女性になりたいと思っています。
自分のカラダ、好きです。いやなところはたくさんあるけど、自分が自分を愛せないのは悲しいことなので。
20代前半までは、自分のことが大嫌いでした。愛されていると実感させてくれなかった両親も、私をいじめてきた同級生も、誰も彼も周囲は敵。でも、そんな私を受け入れてくれる人が出てきて、自分を受け入れられるようになってきました。身体をこわしたり、うつになりかけたりもしたけど、今は生きていることに感謝できて、人から「に本当に自分が好きだよね~」と言われるほどになりました。
また、私は昔付き合っていた人に、品定めするように「もっとやせた方がいい」と言われ、ムカついたのでやせたけど、自分のことを体型も含めて良いと思ってくれる人と付き合う方が精神衛生的にいいと、その後実感しました。人の悪口を言わず、言霊を大切に、美しいものを見て、人生に感謝する、そんなバランスのいい女性を目指したいですね。
昨年乳がんの手術を受けました。早期だったので温存できたし、予後もいいのですが、人生観がまったく変わってしまいました。これからは、とにかく健康な身体を目指そうと思います。カラダの見た目も大事だけれど、中身はもっと大事なので。男性からどう見られるかは気になりませんが、もし乳がんで全摘しなければならなかったとしたら、夫の目はとても気になっていただろうなと思いますね。
私は今、太極拳をやっているのですが、その先生は子宮がんを克服し、もう70歳近くになるのに若々しく、とてもお元気なのです。私もその先生のようになりたいとがんばっています
自分のカラダはあんまり好きじゃないですが、自分は自分、たった一つの存在だから好きになろうと思っています。もともとやせ過ぎだったんですが、ここ1年で10kg近く太ってしまったので、胸だけはこのままにして、全体的に引き締めたいです。自分自身のことも、嫌い嫌いと思いながら、実は意外に好きなのかもって、最近感じています。
目指している女性像は、聡明でさわやか、心が満ち足りて落ち着いていて、その人がいるとやさしく和やかな雰囲気が漂うような癒し系オーラがある女性。一度結婚に失敗しているのですが、また恋愛をして、好きな人と一緒に歳を重ねていきたいと思っています。
今月は、「愛されるカラダ」について、WJメンバーへのアンケートをもとに考えてきました。様々な意見がありましたが、一番多かったのは、男性の目を気にするというよりは、「まずは自分らしく、明るく笑顔で、前向きに生きていきたい」という思い。自分なりの目標や、目指す女性像に向かって努力している女性は多いようでした。
vol.4の取材では、「今は自分のことが好き」「若いときは、彼のひと言に振り回されたこともあったけど、欠点を含めて自分を受け入れてくれる人と会えて良かった」という言葉が印象に残りました。
「まずは自分を好きになる」。それが、愛されるカラダをつくり、愛される女性になる極意なのかもしれません。
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