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強迫神経症 女性のこころとからだ事典

強迫神経症

電気の消し忘れ、カギのかけ忘れが気になり何度も確認するようなことは誰にでもありますが、いくら確認しても不安で、日常生活にまで支障をきたす状態になったら、できるだけ早く精神科を受診し、薬物療法や精神療法を受けることが大切です。

強迫神経症
●強迫神経症ってどんな病気?

たとえば、ドアに鍵をかけたか、ガスの元栓を閉めたか、気になることは誰にでもあるでしょう。このような心配によって日常生活に支障をきたすようになってくると「強迫神経症」の状態となります。冷静に考えればそんなはずはないのに、ある考えがどうしても頭を離れない、このような観念を「強迫観念」といいます。
 

強迫神経症とはそうした強迫観念につきまとわれているような様態。その内容は不吉で嫌なことが多く、つねにその不安を抱え、脅えていなければなりません。これは「確認強迫」と呼ばれ、ポピュラーなものですが、自分の手や身体が汚れてしまうことにこだわる「不潔恐怖」にもとづく「洗滌強迫」などは、近年増加している症状です。軽いものでは電車の吊革がさわれないなど、重くなってくると手洗いが30分、入浴が2~3時間もかかってしまう人もいます。
●どんな人が「強迫神経症」になりやすい?

強迫神経症になりやすい人は、もともとが強迫的なパーソナリティを持った人といえます。細かいことににこだわる、白黒はっきりしないと気がすまないといった性格ですが、この強迫性は、社会や文化によって培われる部分も大きいようです。

強迫的な傾向は悪いことばかりでなく、正確さや細かさを求められる場面(細かい計算をするなど)では、非常に有用な存在ともなります。しかし、神経症レベルにまでになると、正確さを重んじるばかりに仕事が進まず、かえって効率が悪くなるようになるのです。
【強迫神経症になりやすいタイプ】
  もともと強迫的なパーソナリティを持った人
  細かいことに執拗にこだわる人
  白黒はっきりしないと気がすまない人

●強迫神経症の予防と対処法

強迫神経症は、程度にもよりますが、なかなか治らないものです。重い場合には、何年もかかって、わずかに拘りがなくなっったかな、と思える場合がほとんどです。程度にもよりますが、精神科による投薬治療がかなり効果があり、薬によって気持ちが楽になる場合が多いようです。カウンセリングを受けるにしても、そうやって少し楽になってからのほうがいいでしょう。
illustration/Tomoe Sasaki