健康
10.42014
【医師監修】貧血|女性のこころとからだ事典
■記事監修医師
・女性のこころとからだ事典 からだ編 記事監修
東京都立築地産院産婦人科医長経て
いけした女性クリニック銀座 院長
池下 育子 先生
産婦人科医
医療法人社団鳳凰会フェニックスメディカルクリニック理事長・院長
賀来 宗明 先生
貧血
「疲れやすい」、「立ちくらみがする」、「頭痛持ち」……。体質だと思ってあきらめていませんか?実は、多くの女性が自分で気づかずに貧血状態なのです。体調が悪いのは、鉄分が足りないことによる貧血かも。思い当たるなら、一度検査してみましょう。
□動悸がする
□すぐ息が切れる
□顔色が青い
□食欲不振
□集中力がない
□つめがスプーン状にそっている
□めまいがする
□微熱が出る
2つ以上当てはまれば、貧血の可能性も。
一度検査してみましょう。
【血液中の血色素の不足】
貧血というのは、血液中の赤血球に含まれる血色素(ヘモグロビン)が足りなくなった状態をいいます。血色素は、体の隅ずみに酸素を運ぶ働きをしているので、足りなくなると、さまざまな症状があらわれます。
女性の貧血の多くは、鉄分不足による鉄欠乏性貧血。もともと生理で出血するのに加え、偏食やダイエット、ストレスなどが重なり、貧血ぎみの女性は増えています。貧血になってしまったら、治療しなければ症状は改善されません。
【鉄分を含む食べものをきちんと摂っていない】
偏食やダイエットのために、食事で摂るべき鉄分が不足してしまうのです。また、ストレスや過労、慢性の胃腸障害などで胃の働きが弱まって、食べても鉄分が吸収されないことも。
【通常より体が鉄を必要とする状況にある】
思春期や妊娠中、授乳期の女性は、通常より鉄分が必要となるので、鉄分が不足しがちになります。
過多月経や子宮筋腫、子宮頸管ポリープ、痔、胃潰瘍などになると、多くの血液が体外に出てしまいます。
【鉄欠乏性以外の重い貧血が原因のことも】
悪性貧血や再生不良性貧血などの重い病気が原因のこともあります。
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