健康

3人に1人は経験する 6月の気象病 「梅雨だる」の 原因と対策

みなさん「梅雨だる」って
言葉を知っていますか?

何となく体がだるい
肩こりが酷くなる
頭痛やめまいがある
気分が落ち込む

など、
梅雨の時期に起こる
体の様々な不調を「梅雨だる」
と言います。

実に3人に1人はこの
「梅雨だる」に悩まされ、
50代以上の女性の7割は
体調不良を経験したことが
あると言われる、
厄介な「梅雨だる」。

これから迎える梅雨時期は
このような心身の不調を
感じやすくなり、
中には鬱症状へと変化しかねない
気象病です。
原因と対策を確認して、
この「梅雨だる」を
解消していきましょう。

【目次】

【1】「梅雨だる」その原因は?
【2】「梅雨だる」その症状は?
【3】「梅雨だる」その対策は?

【1】「梅雨だる」その原因は?

 

(1)湿度の高さ

湿度の高くなるこの時期は、
体内の水分が汗や尿として、
うまく外に排出できず、
それが引き金となって、

体内の消化吸収と水分代謝が
うまくできなくなり、
だるさや消化不良を
起こしやすくなります。

(2)気温の寒暖差

私達の体には、
皮膚や粘膜、脳や
中枢神経など、
様々な部分から、
敏感に温度や湿度を
感じとっています。

その為、梅雨時期は
雨で気温が下がったり、
翌日は真夏のように暑くなったりと
激しい気温差は、
体にとって大きなストレスとなり、
自律神経を乱す要因となります。

 

(3)気圧の変化と内耳

鼓膜の奥にある内耳は、
耳から受けた情報を
脳の中枢にある自律神経に
気圧の変化を伝える
役割をしてくれます。

自律神経には交感神経と
副交感神経があり、
気圧の変化が影響するのは
交感神経です。
この内耳の感度が敏感だと、
少しの気圧の変化でも
脳に対して過剰に伝わってしまいます。

その際、
交換神経が優位になり過ぎると
めまいや片頭痛
副交感神経が優位になると、
眠気、だるさ、鬱症状が
出やすくなります。

【2】「梅雨だる」その症状は?

「梅雨だる」の症状は
人により様々です。
普段から不調を感じている箇所に
強く症状が現れやすくなりますが、

下記のような症状を頻繁に感じる
ようになったら、
早めに対策をとるようにしましょう。

【体の症状】

・頭痛やめまい
・体のだるさ
・肩こりや腰痛
・日中の眠気
・お腹を下す

【心の症状】

・イライラする
・気分の落ち込み
・不安感
・やる気が出ない
・集中力が続かない

【3】「梅雨だる」その対策は?

(1)太陽の光を浴びる

自律神経を整える鍵は、
交感神経と副交感神経を
バランス良く働かせること。

朝起きたらカーテンを
開けて太陽光を浴びましょう。
体内時計をリセットすることで
起きている時に交換神経
寝ている時に副交感神経が優位になり、
自律神経のバランスが整います。

(2)軽い運動

梅雨時期は、
外出するのも億劫になりがち。
必然的に運動量も下がる
傾向があります。

ウォーキングなどが難しい場合は
家の中でヨガやストレッチなどで
体の筋肉をほぐしてあげましょう。

特にふくらはぎは、
第二の心臓と言われるほど
重要な部位で、
ここの筋肉を動かし
血管の収縮運動を高めることで
血液やリンパの流れの改善に繋がり
むくみの防止にもなります。

(3)カリウムの摂取

梅雨時期にむくみが気になる人には

体の余分な水分を排出してくれる
カリウムがオススメです。

きゅうり、バナナ、大根、アボガド
を積極的に摂取して、
むくみを解消しましょう。

 

(4)ポリフェノールの摂取

疲労回復には抗酸化物質を
摂ることが大切です。

ポリフェノールは抗酸化作用が強く、
活性酸素などの有害物質を
無害な物質に変える作用があり、

「梅雨だる」のみならず
「夏バテ」時期にも積極的に
摂取したい栄養素です。

(5)たんぱく質の摂取

たんぱく質不足は免疫力の低下に
繋がり、「梅雨だる」の症状を
悪化させる要因になり兼ねません。

魚、鶏肉、大豆、乳製品から、
しっかりたんぱく質を摂りましょう。

中でも、
鶏の胸肉は脂肪分が少ない上、
疲労回復に効果があると
言われる「イミダペプチド」
という成分が
豊富なのでおすすめです。

また、プロテインは、
手軽に安定したたんぱく質を
摂取できるので、
非常にオススメです。


さて、「梅雨だる」が明けても、
「夏バテ」や最近では「秋バテ」など
季節ごとに体の不調を表す言葉が
出てきているほど、
私達の体は繊細であることが分かります。

心身の不調は、
一過性のものだと、
そのままにしていると
大きなトラブルを招く
要因ともなります。

心も体も日々、
健やかに過ごせるよう
少しの変化に気づき
早めに対策を
取れるようにしましょう!

インスタもぜひご覧くださいませ!
https://www.instagram.com/womenjapan.tokyo/

関連記事

ページ上部へ戻る