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抑うつ|女性のこころとからだ事典

抑うつ

「離婚」、「近親者の死」、「リストラ」など、何らかのきっかけで起こることが多く、ストレスとの関連もあるようです。気になる場合はシロウト判断をせず、きちんと医療機関でみてもらいましょう。

●抑うつってどんな病気?

ここでの「抑うつ」とは、幅広いうつ状態の総称としているもので、「どうにもやる気が出ない」、「気分がゆううつだ」などの、エネルギーが落ちているような訴えを、おもにするものを指しています。このような状態の代表として「うつ病」があるわけですが、近年では、うつ病とはいえない「うつ状態」の人が増えているので、ここでは総称しておきます。

●どんな人が「抑うつ」になりやすい?

誰でも、不快なこと、嫌なことがあれば、やる気がなくなったりするもので、その部分だけ取りあげれば、「うつ」といえるものです。また、カウンセリングにこられる方は、多かれ少なかれ、自己評価(セルフエスティーム)が低下しているからこそ、誰かに助けや救いを求めているわけです。その意味では、やはり「うつ的」であるともいえるでしょう。

このような方は、基本的にうつ病ではありませんので、抗うつ薬があまり効かない場合も多いようです。このように精神科などでは「うつ病」ではなく「うつ状態」と診断する場合が増えてきました。

「抑うつ」のバロメーターは、食欲や性欲など、生物としての基本的な欲求が低下することです。あるいは、喜怒哀楽の感情も弱まります。深い悲しみに落ちていくというのではなく、心や気持ちが単に重くなっていくということ。車にたとえれば、エンジンなど機械そのものは壊れていないのですが、ガソリンがなくなっている状態のようなもの。

うつ病の場合には、性格的なまじめさや、遊びのなさ、融通のきかなさが特徴になることも。これに対して、困難があるとすぐに退却的になったりするタイプのものは、一見うつ的ですが、情緒的に不安定な場合が目立ちます。ですから、ガソリンがなくなっているというよりも、機械がうまく動かず、空回りしているような感じです。

【抑うつと思われるタイプ】
きまじめな人、遊びのない人
融通がきかない人
困難があるとすぐに退去的になる人
食欲が低下している人
人間としての基本的な欲求が低下している人
やる気が低下している人

●抑うつの予防と対処法

精神科のオリエンテーションがあるカウンセラーならば、うつ状態か、抑うつか、そのあたりは識別できるでしょう。その上で、状態の程度に応じて病院を紹介することもできます。うつ病の場合には、投薬治療があるいは入院が先決で、ある程度元気になってからでないとカウンセリングの効果はあまりありません。

illustration/Tomoe Sasaki