ダイエット

妊娠中の体重コントロール

妊娠高血圧や
妊娠糖尿病にも繋がり兼ねない
妊娠期の体重コントロール。

今回は
この難しい妊娠期の
体重コントロールについて
お話ししたいと思います。

【目次】

1)大幅な体重増加のリスク
2)妊婦中の理想体重の目安
3)妊娠中に摂りたい食品
4)妊娠中の体重コントロール方法
・妊娠初期
・妊娠中期
・妊娠後期

5)妊娠中のプロテイン摂取は?

1)大幅な体重増加のリスク

妊娠中に体重が大幅に増加すると
どんなリスクがあるのでしょうか

妊娠中は赤ちゃんを守るため、
赤ちゃん自身の重さだけでなく、

 

皮下脂肪や血液量の増加、
ホルモンの働きなどにより
太りやすくなります。

この太りやすさが、
一定のレベルを超えて
太りすぎになると、

【妊娠高血圧症】
【妊娠糖尿病】など、

母体や赤ちゃんへの
影響がでてくる
可能性があります。

【妊娠高血圧症】
・むくみや尿蛋白が出るなど
母体への影響

・赤ちゃんの発育不全
・胎盤早期剥離
(赤ちゃんに栄養を送る
胎盤が早く剥がれてしまう)

【妊娠糖尿病】
・巨大児となり難産
・先天奇形
・出産後の赤ちゃんに低血糖

2)妊婦中の理想体重の目安

では、妊娠中の理想体重は
どのくらいなのでしょうか?

近年、
低体重児出産の増加に伴い、
日本産婦人科学会が2021年に
従来の基準より、
下限値を2~3kgずつ引き上げ、

「もともと痩せているか、
標準体形の妊婦は、
これまでより体重を
増やしても大丈夫」

という方向に
妊婦の適正体重に対する
指標が見直されました。

2021年3月に
新しく示された妊娠中の
体重増加指導の目安

妊娠前の体格

BMI

体重増加指導の目安

低体重(痩せ)

18.5未満

12~15kg

普通体重

18.5~25.0

10~13kg

肥満(1度)

25.0~30.0

7~10kg

肥満(2度)

30.0以上

個別対応
※上限5㎏までが目安

私が第一子を出産した時より
約3kg指標が
上がっているのには、
驚きましたが、

この指標はあくまで
妊娠期間全体を通して、
理想とされる体重の指標です。

急激な体重増加がないように
その増え方にも十分注意しましょう。

3)妊娠中に摂りたい食品

赤ちゃんのために
積極的に摂りたい栄養素って
どんなものがあるの?

妊娠中は赤ちゃんの発育の為に
母体から沢山の栄養が
赤ちゃんに届けられます。
その中でも積極的に摂りたい
栄養素は、

葉酸と鉄分です。

葉酸は赤ちゃんが成長するために
必要不可欠な栄養素。

妊娠1か月前から妊娠3か月まで、
1日400㎍の葉酸摂取が
推奨されています。

サプリメントの服用なども利用し
うまく葉酸の摂取をしましょう。

また、鉄分はお腹の赤ちゃんに
栄養を運ぶ血液を作るため、
妊娠前より

3倍の鉄分が必要
といわれています。

また、妊娠中期以降は
鉄分に加え、

赤ちゃんの歯や骨の形成に使われる
カルシウム

赤ちゃんの歯や骨の形成に使われる
脳の成長と発達にとって
重要な役割果たす
DHAの摂取を心がけましょう。

妊娠中に摂りたい食品一覧

葉酸を含む食品

ほうれん草、モロヘイヤ、ブロッコリーなどの緑野菜
いちご、アボガド、キウイ、バナナ

鉄分を含む食品

納豆、小松菜、ナッツ類、海藻類

カルシウムを
含む食品

乳製品、小魚、海藻・大豆類、小松菜、切り干し大根

DHAを含む食品

アジ・サケ・イワシ・サバ・サンマといった魚類

 

4)妊娠中の
体重コントロール方法

妊娠初期

妊娠初期はつわりに
悩まされる時期、

私のように
何か食べていないと
気持ち悪い、
【食べつわり】の場合、
心身にかかるストレスを
軽減するためにも

体重の増加をあまり気にしないように
つわり優先で過ごしましょう。

その場合、
一度の食事で沢山摂るのでなく、
朝昼晩を少量ずつわけて
5食にして摂取すると
カロリーオーバーを防げます。

間食には噛み応えのある
ナッツや小魚、
サッパリと食べられる
蒟蒻ゼリーもオススメです。

妊娠中期

つわりが終わる妊娠中期は、
不快感から解放され
一気に食欲が湧くものです。

3食をきちんとバランスよく食べて、
1週間で0.5k以内の
体重増加が理想的です。

少し肥満気味の方は、
妊娠の経過に問題がない上で、

マタニティスイミングや
マタニティヨガ、
ウォーキングなど、
無理のない範囲で運動を
取入れてみるといいでしょう。

妊娠後期

いよいよ妊娠後期。
標準体型の方は、
この時期も変わらず

1週間で0.5kg以内の
体重増加を意識しましょう。

身体も重くなり、
家でゆっくり過ごす時間も
多くなり、

ついつい間食の量が
増えがちですが、
毎日の体重測定で
ある程度はリカバリーできます。

少し体重の増加が
多かった場合は、
間食の量を見直し、
普段の3食を欠食することの
ないようにコントロール
していきましょう。

5)妊娠中のプロテイン


妊娠中はタンパク質の摂取も
基本的には食事から摂る事が
大切です。
それは、赤ちゃんへ栄養を運ぶため、
きちんと3食をしっかり食べる事が
重要だからです。

ウーマンジャパンで販売している
「わたしのプロテインダイエット」は
成分自体は妊娠中や授乳中でも
安心して飲んでいただけます。

妊娠中なので、
ダイエット目的でなく、
私の場合は3時の小腹が空いた頃に
低脂肪乳とお気に入りの味を割り、
デザート感覚で飲んでいます。


そのせいか、
いつもは夕飯前に甘いものを欲し、
ケーキやドーナッツなどを
2~3個ドカ食いしてしまい、
肝心な夕飯が中々
食べられないなんて
事がありましたが、

その欲がなくなり、
朝/昼/晩の食事を
しっかり食べることが
できるようになしました。

妊娠中の栄養補助として
プロテインが活用できるのは
嬉しい限りです。

妊娠中は、
様々な不安がつきものです。

つわりを越え、
食事がとれるようになると
好きな物ばかり食べたり、
食べ過ぎたりと、
体重コントロールは
通常のダイエットと違い、
難しいものとなります。

毎日の体重測定に
規則正しい生活で
不安な妊娠期の体重を
上手にコントロールしていき
安定した妊娠生活が
送れるように
過ごしていきましょう。

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