健康

ノルディック ウォーキングとは?

ノルディックウォーキングは、1930年代初めにフィンランドのクロスカントリースキーチームの夏場のテクニックトレーニングがはじまりでした。
フィンランドでポールを使った新しいウォーキングの形が誕生しこのエクササイズを国際的に「ノルディックウォーキング」と命名しました。
現在ではフィンランド国民の19%がノルディックウォーキングを楽しんでいます。
また、欧州では大変なブレークです。
ドイツ 250万人(1位)を筆頭に50カ国 600万人が行っています。
ノルディックウォーキングの基本は、「ポールを持って歩くだけ」です。
そんな誰にでもカンタンにできるノルディックウォーキングをあなたも始めてみませんか?
何はともあれ、ポールを持たないことには始まりません。

ポールの長さの基準は、「身長×0.64~0.68」です。ポールを地面に垂直に立て、持つと、ひじが直角に曲がるくらいの長さです。
メーカーによっては、伸縮可能なタイプも売っています。また、持ち運びに適した登山ストックのように縮むタイプもありますので、自分に適した長さを見つけましょう。


また、ポールには、「アスファルトパッド」というものがついています。
これは、グリップ力を発揮するのはもちろん、アスファルトからの衝撃を吸収する効果があります。
アスファルトパッドは取り外しが可能なので、芝生など、やわらかいところを歩く場合には、取り外して利用します。
スポーツには、やはりウォーミングアップは欠かせません。
ノルディックウォーキングは、ポールを使ったストレッチを行うことができるのが特徴です。ここでは、ウォーキング前後にできる、ストレッチエクササイズを紹介します。いくつかやってみてくださいね。

↑2人でストレッチを行うこともできます。
気持ちがいいな、と思うところまでポールを上げてもらいます。ポールは上から持つのがポイントですよ。

↑広背筋を伸ばします。
背中と腕が伸びていることを実感しながら行ってください。

↑大腿四頭筋を伸ばします。
ここでも、ポールで安定度が増しますね。

↑股関節のストレッチです。
ウォーキングをする際には、しっかり伸ばし、筋肉をあたためておきましょう。

↑上腕三頭筋と胸筋を伸ばします。上腕三頭筋は、ノルディックウォーキングでよく使う筋肉です。ウォーキング後はしっかりストレッチしましょう。


わたし、原由祐子が斑尾高原へノルディックウォーキングを体験に行った時にもインストラクターの方が、さまざまなポールを使ったストレッチ方法を教えてくださいました。ポールを使うと、とても安定感があり、のびのびとストレッチをすることができましたよ。年配の方など、ストレッチをする時は、ふらついてしまうな。と悩んでいる方にもオススメです。
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さぁ、十分体も温まったらいよいよウォーキングです。
正しい方法で行うことで、効果がきちんと出ます。リズム良く歩くことがポイントです。

歩き方は、対角線ステップ。左足と右腕、右足と左腕を一緒に動かします。
(普通の歩き方と一緒ですよ。)
慣れないうちは、左の写真のようにポールをだらんと下げたままの状態で歩いてみましょう。そうすると、自然とポールが突っかかる場所があるはずです。
そこが、ポールを突く場所ですよ。
また、普通のウォーキングよりも、歩幅を大きくすることも重要です。そのためには、胸の高さ位まで腕を大きく振ると、自然と歩幅が大きくなります。その時、ポールは、つま先ではなく、かかと付近に突くようにしましょう。
右の画像のように、左手に持っているポールは、左足のかかと付近に突きます。
かかと付近に突くことで、踏み出した時に、ポールの力を借りることができるため、歩きやすくなりますよ。

グローブがついていますので、ポールを持つ時は、強く握る必要はありません。

今回ご協力いただいたのは
元気学校
元気を生み出すさまざまなテーマを取り上げている元気学校。重点分野を医食体笑という標語で表現して、 <正しさ>と<楽しさ>のあいまったアンチエイジングを追求しています。
東京都千代田区神田錦町3-21-CN311 (ちよだプラットフォームスクウェア)
TEL:03-5259-8019 http://www.genkigakko.net/
特別協力:
メトロガイド(日刊工業新聞社)http://www.metroguide.jp/

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