健康

【医師監修】卵巣がん2|女性のこころとからだ事典

■記事監修医師
・女性のこころとからだ事典 からだ編 記事監修
東京都立築地産院産婦人科医長経て
いけした女性クリニック銀座 院長
池下 育子 先生

産婦人科医
医療法人社団鳳凰会フェニックスメディカルクリニック理事長・院長
賀来 宗明 先生

卵巣がん

●治療方法は?

卵巣がんの治療は、だいたい次の3つを組み合わせて行います。

手術
卵巣、卵管、子宮などを摘出する。卵巣がんは転移しやすく、周囲に広がっていることが多いため、切除する範囲は広い。初期段階で妊娠を望む場合、がんのない方の卵巣と子宮を残す場合も
化学療法
抗がん剤の投与
放射線療法
放射線をかける
●卵巣を摘出すると?

卵巣は、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンを分泌する働きがあります。卵巣をひとつとっても、もうひとつの卵巣がきちんと働いてくれるので、妊娠は可能です。ただ、両方とってしまうと、急激にホルモンの分泌がなくなるため、更年期の症状があらわれます。この場合、ホルモン補充療法などで不快感をやわらげることができます。

●早期発見のためには?

症状がないので、とにかく検診を受けることが大切です。年に一度、子宮がんの検診時に卵巣も診てもらうといいでしょう。内診、超音波検査で卵巣の腫れはわかります。ウエストが急に太くなる、腹部に膨張感があるなどの異常があれば、早めにお医者さんへGO!

●WJCおすすめリンク
◆国立がんセンター  卵巣がん
http://wwwinfo.ncc.go.jp/NCC-CIS/pub/sites/0sj/ovary.html  

◆大阪府医師会家庭の医学「がん」で死なないために6~卵巣がん
http://www.osaka.med.or.jp/health/char/cha_155.html

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