健康
10.42014
【医師監修】複数のセックス・パートナーがいるならPART1-1 STD(性感染症) 女性
■記事監修医師
・女性のこころとからだ事典 からだ編 記事監修
東京都立築地産院産婦人科医長経て
いけした女性クリニック銀座 院長
池下 育子 先生
産婦人科医
医療法人社団鳳凰会フェニックスメディカルクリニック理事長・院長
賀来 宗明 先生
STD特集 Part1
STD感染の危険度チェック!
□複数のセックス・パートナーがいる
□複数のセックス・パートナーがいる可能性のある
男性とセックスしたことがある
□複数の相手とセックスしたことがある
□コンドームを使わないでセックスすることがある
□今までに性感染症の検査をしたことはない
□会ったばかりの人とセックスしたことがある
チェック項目が増えるほど、STDに感染している可能性が高まります。
●STDってなに?
STDは、「Sexually Transmitted Diseases」という英語の略で、性感染症のこと。男女の性器やその周辺、体液、血液などにいる細菌やウィルスなどが、セックスによって感染する病気です。
昔から知られている梅毒や淋病のほか、クラミジア感染症や性器ヘルペス、尖形コンジローマ、HIVなど現在13~14種類の病気があります。カンジダ膣炎やトリコモナス膣炎は、セックス以外の経路で感染することもありますが、ここではSTDとして扱います。
●若い女性に急増中!
HIVを除くSTDの患者数は、男性より女性の方が多いのです。今やSTDは女性の病気ともいえるほど。特に、クラミジア感染症と性器ヘルペスは、10代後半から20代前半の女性に急増しています。
セックス体験の低年齢化、複数のセックスパートナー、性感染症に関する知識が乏しく、きちんと避妊をしないなどの状況が、STDを急速に広めているのです。
性感染症患者報告数の推移(男女合計)
text/Mami Kakuta
illustration/Tomoe Sasaki
illustration/Tomoe Sasaki
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