B.わたしが試行錯誤で得たダイエットの基礎知識

B-6.女性の体とダイエット

女性ホルモンの分泌は生理だけでなく、私たちの体と心に大きな影響を与えており、ダイエットにも大きな関係があるのをご存じですか?ダイエットに適した時期とそうでない時期がホルモンの種類や分泌によってサイクルしています。

1.2種類の女性ホルモン

女性ホルモンは卵巣から分泌され、「エストロゲン」と呼ばれる“卵胞ホルモン”と、プロゲステロンと呼ばれる“黄体ホルモン”の2種類があります。この2つは、それぞれが常に一定の周期(生理周期)で変動しています。

痩せるホルモン【エストロゲン(卵胞ホルモン)】

女性にとって嬉しいホルモンの代表各です。卵巣や子宮の発達を促し、女性らしい体つきを作り出します。

■特徴

・肌や髪に艶やハリをもたらせを美しくする
・女性らしい身体を作る
・自立神経を安定させ、気分を明るくする
・血管や骨などを健康に保つ
・基礎体温を下げる

太るホルモン【プロゲステロン(黄体ホルモン)】

女性にとって不安要素が多いホルモンですが、プロゲステロンがなければ妊娠や出産はできないので、女性にとってとても大切なホルモンです。

■特徴

・肌が荒れたりむくんだりする
・からだに栄養素を蓄える
・精神的に不安定になる
・食欲増進
・基礎体温が上がる

2.生理から見るダイエットに適した時期

この2種類のホルモンの分泌と、私たちはどのように付き合っていけばダイエットを成功に導けるのでしょうか。

エストロゲンが多く分泌されている時期は、心身共に体調がよくなり、集中力もアップ。ダイエットや運動の効果も出やすくなります。
逆にプロゲステロンが分泌されている時期は、気持ちもイライラし、憂鬱になりがちです。また、水分を溜め込みやすくなるのでむくみが出たり、自律神経の働きも鈍くなり、ダイエットの効果が出にくい時期です。
ダイエットをスタートするなら、エストロゲンが分泌されている時期に始めるのがおすすめ!プロゲステロンが分泌されている時期は、無理なダイエットはせず、ストレスを発散しながら、穏やかにすごせるようにしましょう。

3.女性ホルモンと体のサイクル

2つのホルモンが分泌されるリズムを知って、ストレスのないダイエットを目指しましょう。

■女性ホルモンの分泌サイクル

【生理】 生理がはじまった日から約1週間:エストロゲン、プロゲステロン共に一定

【卵胞期】 生理終了~排卵前:エストロゲン分泌量増加

【排卵】 排卵日前後3~5日間:プロゲステロン分泌量増加

【黄体期】 排卵後~次の生理まで:エストロゲン分泌量低下

多くの女性が感じたことのある、生理前のイライラ。あれは、「PMS(月経前症候群)」と言い、プロゲステロンのせいだと言えます。
生理が終わった直後の【卵胞期】からダイエットは始めてみましょう!

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