ライフスタイル
9.12014
第4回 秋に聞きたい音楽
すっかり秋らしくなってきました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
冬もなんだかあっという間にやってきそうな気配。季節の変わり目ってちょっと人恋しくなったりしませんか?誰かにあたためてもらいたいなんて、すごく漠然と思ってしまったり。誰でもいいってわけじゃないの、でも吹く風は冷たくて、そうコートを纏うように寒さから守ってもらいたい、そんなオンナゴコロが沸々と溢れるこの季節。
というわけで、今回は「人」を感じられる作品をオススメ出来たらと思います。「人間くさい音楽」と私はよく表現するのですが、独特な世界観を持った曲、苦手な人は苦手、でも好きになったらとことんハマってしまう曲、そんな作品をご紹介します。寒空の下、貴方の心が音楽で少しでもあたたまりますように!
SANTARA/愛しのTRICKSTER [2011]
Vocal&Guitarの田村キョウコとGuitar砂田和俊の二人ユニット
「サンタラ」。独特の歌詞世界は本当に素晴らしいんです。アコースティックギターを中心に作り上げられたサウンドは、ロックやブルースをベースに、柔らかいけれどどこかパンクな要素を秘めていて、普段どんな事考えて生活しているんだろうなんて興味をそそられる方々です。
Rickie Lee Jones/浪漫(Rickie Lee Jones)[1979]
彼女のデビュー作でもあり多くの方に愛されているアルバムです。こんなにベレー帽と煙草が似合う女性、他にはいませんな、きっと。若い頃波瀾万丈な日々を送っていたようですが、頬に触れる髪の奥に潜む伏し目がちな瞳が、「私は私の道を行く」と静かに、けれど強く主張してくるようです。
9月にライブにも行ってきたんですが、気だるさと力強さが共存する声は素晴らしかったです。アンコールの拍手に答える事もなく(笑)、でもそれがなんだかカッコ良かったり。
TOM WAITS/CLOSING TIME [1973]
正直、私はあまり彼について詳しくはありませんが、最初に知人から聞かせてもらった時、若い頃と年を重ねた頃のハスキー増し具合に驚いたものです。そんなガラガラになっても歌うのか!と。でもそれが人間くさくていいんです。
アーティストって歌に自分の人生そのものをさらけ出すもの。彼の歌声が胸に響くのはやっぱりそこなんだと思います。ここに収録されてる曲を聞くと、ピアノの調律が結構不安定なんです。そこがまた私のお気に入りの一つです。
柴草玲/あじさい[2001]
Coccoさんに曲提供されていたことからお名前を知り、その独特なキャラクターに後戻り出来なくなった私です(笑)。かなりぶっとんでいる姐さんです。この5曲入りアルバムは初期の作品なので、まだぶっとび具合は優しい方ですが、そもそもこのジャケット、あじさいをこんな風に捉えるなんて凄いと思いません?メロディが綺麗なんです。あ、そこからその音に行っちゃうんだ!なんて、やけに感動したのを覚えています。
このアルバムではないですが、「靴の詩」や「オキナワソバヤのネエサンへ」や「さよならウンチ」など、タイトル聞いただけで聞きたくなる曲が沢山あります。是非ご一聴下さい。
忙しい毎日、音楽をじっくり聞く時間なんてなかなかあるもんじゃありません。でも、夜眠る前のひととき、仕事へ学校へ向かう移動中など、わずかな時間でも聞く事でほんの少しでもホッとしたり、気持ちをフラットに出来たりするかもしれません。お気に入りの音楽が見つかりますように。
そしてお知らせです。私がピアノ&コーラスで参加しているRie&Qoonie(元September)の楽曲「あのね~青色の傘~」が2012年12月~2013年1月のNHK「みんなのうた」でオンエアされる事に決定しました。曲を書き始めて25年。小さな頃からの夢が一つ叶います。是非ご覧下さい。
Qoonie
リリース情報
Rie & Qoonie
「あのね~青色の傘~」
No. FRCA-1239
Price ¥1,000-(tax in)
※NHK「みんなのうた」2012.12~2013.1オンエア曲
NHK「みんなのうた」HP http://www.nhk.or.jp/minna/
Qoonie mini album 「ビューティフルワールド」
全7曲収録
発売日 2011年4月27日
¥1500-(tax in)
ビューティフルワールド
1. アンテナ
2. ふわふわ
3. 雑踏
4. リピート
5. 告白(Album ver.)
6. 僕の海
7. ビュティフルワールド
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